第3話「闇に蠢く美少女」
今回は、過去2回とは違って、死体をバックにしたサブタイじゃない!(笑)
巷では、奇怪な姿をした女の子が夜な夜な徘徊しているとの噂が広まっていた。
さらに、かつて殺された子役、「山口菜々」にそっくりな子供も目撃され…
昔から思ってるんですけど、フィクションでよく荒い画像を修正して鮮明な画像にするシーンがありますが、その画像に記録されていないであろう状態にまで修正出来るんですかね?(笑)
フィクションとはいえ、菜々ちゃんの事件の話を聞いていると、気分が滅入ってきますね…
「両親の動機よりは、納得できますね…」
「納得できる!?
子供を殺すのに、納得できる動機なんてないでしょ!」
珍しく感情的になる的矢所長。
人を殺す動機に、納得できる動機なんてあってほしくないものですが…
人体が分子レベルで溶ける事件が発生。
「活性を高めた酵素カクテル」によって、引き起こされたものらしい…
アデニン、シトシン、グアニン、チミン。
これがDNAの構成要素なのは分かるし、ヌクレオチドがDNAのNなのも何となくは分かったけど、「活性を高めた酵素カクテル」って何のことだか想像もつかんw
「山口菜々は、7歳だったんです。そんな幼い子供が自殺なんて
今ならともかく、20年前ですよ」
これ結構恐ろしいセリフで、裏を返せば、今は幼い子供でも自殺する時代だって言ってるんですよね。
今回はなんか、精神的に来る回です…
この世界にもWikipedia的なものがあるみたいだけど、これは一般人の写真までも載っけちゃうのね。
肖像権とかどうなってんの?(笑)
人が溶けていくシーンは、女性の悲鳴と相まって、恐怖感に溢れてました。
しかし、興味本位であんなことしなければ殺されなかったわけだから、いまいち同情できない(苦笑)
「所長。しばらくは俺がまとめておきます
行ってきて下さい。江川健人に会いに」
こういうこと言える大人になりたいね~(笑)
にしても、牧さんの一人称って「俺」だったんだっけ?
この大量に現れた菜々ちゃんのおかげで、事件のだいたいの顛末が見えてきました。
江川健人は、武藤に菜々ちゃんのクローン作成を依頼しましたが、武藤はそれを利用して、菜々ちゃんの姿をした殺人兵器を作り出しました。
殺人兵器菜々は、体が7歳くらいの大きさになると、体内の毒の精製が活発になり、自らの体も侵されるようになっていました。
武藤の計画にまんまと利用されていた健人…
殺人兵器菜々を生み出した代理母は、いったい誰なのか。
それにしても、iPS細胞がそんなに凄いものだったなんて、今の今まで知りませんでしたよ(照)
「細胞って?」
「体の一部」
「体のどこ?」
「うーん。体のねぇ…」
「心臓?」
「うん。そうだよ。心臓だよ」
幼い頃、何気なく発したこの一言がやがて…
なんか… うん…
凶暴性を付加しすぎたのかもしれないね。
生みの親が死んだ今となっては、確かめようがないが。
大人たちのしがらみに巻き込まれ、自ら命を断つことを選んだ菜々ちゃん。
そんな妹との約束のため、生前の言葉通りに、妹の遺体から心臓を抉り出し、クローンを作ろうとした兄。
なんだかなぁ…
クソッ…
今回は本当に、精神的に来ます…
思えば、2週連続で、妹の死をきっかけに人生が狂ってしまった兄の物語なんですよね。
もう、悲しすぎて悲しすぎて…
映像を編集して増やしてるのか、子役の子の顔型をとってマスクを作ったのか、どっちなんでしょうね?
やるせないなぁ… まったく…
というか、今のところ、犯人みんな死んでるんだよね。ミステリーファイル…
ほとんど無差別に人を襲っていた殺人兵器菜々が、健人にだけは心中するまで噛み付かなかったのは、やはり兄と楽しく暮らしていた頃の、オリジナル菜々の記憶を持っているからなんでしょうか…
今回は本当、気分が滅入りました…
コメント
確かに今回は精神的にくる回でしたね。そしてホラー度も結構なものが…でも、ホラーのまま終わらず、ちゃんと科学的考察をして事件を追っていく刑事ドラマ的要素があるのが怪奇大作戦ですね。そこがウルトラQとの違いです。
出番は少ないものの、世間に復讐しようと殺人兵器奈々を量産する科学者を演じた平田満氏は、さすがベテラン俳優なだけあって、その存在感は凄かったですね。平田氏が演じていたおかげで説得力が増していました。
今の世の中は、あんな子供ですら自殺という道を選ぶほど、生きづらく殺伐とした世界なんですかね…。子供にそんな道を選ばせない為にも、大人がもっとしっかりしないといけなんですけどね…。
最後に、奈々を演じた子役の娘が、演出やメイクの力で結構怖かった…。まあ、、子供の頃に見た堂本剛版「金田一少年の事件簿」の恐怖度を超えるものではやはりありませんでしたが。
BPOが発狂するような内容でしたね
まぁ元々が封印された回もある作品ですからねぇ
心臓を抉り出すっていうのがすごいですね
髪の毛でもクローン作れるのに
子供は純粋だから約束守って心臓だったんですね
平田満さんの演技が素晴らしかったです
前2回も見て今回も見ました。
人間の卵のようなものから新生児が生まれるところは仁の目がぱちってひらくやつ思い出しましたね。
人間が溶けるといえば旧怪奇大作戦の「人喰い蛾」でも人が溶けました。あちらは泡を立てて骨を残して溶けましたがこちらはシンプルに骨も残さず溶けて怖かったですね。
武藤のセリフが少ない上に出てくるシーンが少なかったです。
ミステリー・ファイルの中では一番怖い作品になるかも・・・?
「封印作品」になるかもしれないらしいです。実際やるとしたらPG12くらいな作品です。
次回は旧シリーズでやった「かまいたち」のリメイクらしいですよ。
電灯が壊れたりなどと共通点がありますし。でも一部オリジナルのところなどがらしいです。人がばらばらになって死なないですけど。
シュンさん>
金田一はまぁ、なんだかんだで20年くらい前の作品ですから、まだ規制が緩かったんですかねぇ…
デルピッポさん>
子供の純粋さってのは、時に恐ろしいです。
名のない名無しさん>
封印作品ですか…
封印するほどヤバい内容でもない気はしますけどね(苦笑)