ちゃんと初代の「かまいたち」がオリジナルだとクレジットされました。
というわけで今回は、「かまいたち」のリメイク的な話です。
「殺人事件が起こる度に、見慣れた風景が全く知らない場所に変わってしまう」
今回の牧さんは、冒頭から若干変です。
あと、このセリフを言った牧さんに対し、さおりちゃんが全然別の話題をふるのは、人の話聞いてなさすぎだと思います(笑)
まぁ、今回はそれで疑われてしまうわけなんですけども…
かまいたちの実証シーンがCGなのは、ちょっと残念だったかな。
さらなる2人目の犠牲者は、体が高温で熱せられて死んだ。
やはり、今回はどこか変。
「視線を感じないか…」
運転席に思いっきり怪しい奴がおるやないか~い!(笑)
オリジナルの「かまいたち」でも、たしか運転席に犯人が乗ってましたよね。
2人目の被害者は、強烈なマイクロウェーブを浴びせられて死んだことを、またも一瞬で突き止める牧さん。
マイクロウェーブ殺人は、セカンドファイルの1話でもありましたね。
3人目の被害者は、体を一瞬で炭化させられるほどの高熱を浴びせられて死んだ。
「風では美しくない。風圧で歪んだ死に顔は醜い
細胞分子を発熱させて死んでも、やはりその死に方は美しくない
今回は、綺麗に殺すことが出来た
だが、あまりに一瞬すぎて、楽しむ余裕がなかった…」
完全に犯人の思考に同調してしまった牧さん。
これが、“純粋な思考”の弊害なのかもしれない。
闇に引きずり込まれる一歩手前、的矢所長の説得でなんとか踏みとどまった牧。
雰囲気を一変させる、メインテーマBGMが熱い!
「ここなら思う存分音を出せるし、実験も出来る。本当はこんなところに住みたかった」
やはり、どこか危なっかしい今回の牧さん。
女性が狙われる理由を、牧さんは「脂肪が多いから」って言ってましたが、本当にそれが理由なんですかね。
脂肪が多いと突風やマイクロウェーブで殺しやすいのか?
ここだけはイマイチ分からなかった。
なんてアグレッシブな囮なんだwww
リメイクされても、囮役は変わらないんだね、さおりちゃん…(苦笑)
まさかここに来て、レーザーカッターなんて秘密兵器がポロッと出てくるとは思わなかったぞ!w
唐突な新兵器を使うあたりが、怪奇っぽいね。
危うく炭化させられそうになる、さおりちゃん。
やっぱり、身分を晒したのは不味かったんだよ(笑)
OPでも使われているこのカットは、最終回のものだったんだねぇ。
これで、事件は解決されたのか…?
しかし…
「お前」というのは、つまりこの番組を見ていた我々視聴者のことでしょう。
でも、なぜここで我々が牧さんに問い詰められるのか?
これは、牧さんのセリフにヒントがありました。
「俺たちは… いや、我々は皆、他人の悲劇を楽しんでる」
ここで言う“他人の悲劇”とは、劇中で殺される被害者のことを指しています。
そして、“我々”とは、我々視聴者のことを指しているのです。
つまるところ、牧さんが問い詰めてきたのは、「(見ていたのは)お前なのか…」
ということになるのではないでしょうか。
牧さんが感じていた視線は、我々視聴者から向けられたものだったのですね。
牧さんは、この番組における視聴者の自己投影対象なので、番組を楽しんでいる我々の意識に同調して、今回の事件をことさら面白がっていた…と。
このオチの解釈は、私の推測ですので、本当のところは分かりません(笑)
それにしても、不思議な最終回でしたね。
コメント
原作となる「かまいたち」も、犯人の小野松夫の犯行動機や牧さんが松夫を犯人だと見抜いた理由を詳しくは語りませんでしたが、今回はそれ以上に謎…というか、タイトルにもある通り“深淵”に迫った最終回でしたね…。原作以上に不安定だった今回の牧さん…もし次回があったとして、そこに前回までの冷静な牧さんはいるんでしょうかね…。
確かに我々視聴者は犯罪モノなんかを見る時は、そこで展開される“日常とは違う風景”を楽しみ、ドラマの中とはいえ他人の不幸に心を踊らせます…でも、それと現実の境界線が曖昧になった時、人は深淵に魅入られ、引きずり込まれてしまうのかもしれません…。ミステリー好きの自分も危ないかなぁ…(苦笑)。
今回は犯人は顔すらわかりませんでした。理由なき犯罪が多発する現在ですが、劇中のような事件が実際に起きない事を願ってやみませんね。
上川隆也氏はさすがでした!冷静な顔と不安定な顔を見事に演じていました!ゲストの永島敏行氏もよかったですね。是非またこのメンバーで再再ドラマ化して欲しいですね!
シュンさん>
またドラマ化期待したいですね!
たぶん、次やるとしても全員集められないんでしょうが(苦笑)
昨日くらいから二話ずつ放送していて観てるんだけど、かまいたちのオチがわからなかったのです
色々検索してここに辿り着きました
結局誰がなにをどうしていたのだろう
なんかわかんない