第十一話「悲恋幻想!レイラの想い」
感想
ド外道カミンスキー
ついに最終回一つ前。
今回で、カミンスキーの過去や目的も判明。
要約すると、たまたま不老不死になったことで、世界の暗部を知り、世界を変えることにした。ということらしい。
いや悪に堕ちた理由が雑やな(笑)
不老不死になった理由が偶然というのが凄い。不老不死だったら、別にレイラとクラーラの力を利用しなくても何でも出来そうな気がしますけど…
現に、世界華撃団連盟って世界的な組織に傀儡を潜り込ませて操ったりしてたわけだし…
まぁ、華撃団連盟はトップが降魔皇の部下だった時期があったりして、まともな組織だった描写が皆無ですけど(笑)
総括すると、凄いんだか凄くないんだかよく分からない悪役でしたな。
霊子戦闘機に乗ったりもしないから、ロボットアニメ的な見せ場もないし。
情状酌量の余地のない悪役なおかげで、彼に使役されていたレイラの悲劇性が際立ったってことだけは言えますが(苦笑)
カミンスキーが見た「神」とは何か?
カミンスキーが不老不死の力を授かったクリスタル(霊子結晶?)からは、羽根を生やした光る人影が現れ、カミンスキーはそれを「神」と称しています。
この「神」はいったい何だったのか?
サクラ大戦シリーズで神に近しい存在といえば、第1作目に登場したミカエルやサタンが思い浮かびますが、それらに準ずる天上界から降りてきた存在がいた?
もう少しカミンスキーの発言を紐解いてみると、カミンスキーは白秋さんのことを「偽りの神」とも称しています。
また、白秋さんが現れる前には「(不老不死の力を得た)私こそが神なのだ」とも発言しました。
これらのカミンスキーの発言から彼の思考を類推すると、「初めて見た時は白秋を神だと思ったが、本当の神は私(カミンスキー)だったので、白秋は偽りの神である」となるのではないでしょうか。
つまり、クリスタルのそばに立っていたあの人影=神は、白秋さんだった…ということに!?
そう言われてみれば、人影がなんとなくショートヘアーっぽく見えてくる気も…
カミンスキーも、生と死の狭間で白秋を見たと言っていますので、十中八九、クリスタルの落下で死にかけている時に見た人影が、白秋さんだったということでしょう。
白秋さんのデザイナーが、真・女神転生などに参加している副島成記さんだったのも、そういう白秋さんの設定を考えてのものだったのかも。
これまでの話の流れから、白秋さんはなんとなく降魔に準ずる存在なのかと思っていましたが、本当に神かどうかは置いておくとしても、少なくとも人間でないのはこれで確かなようですね。
あと1話で白秋さんの正体まで描いている暇はないと思うので、白秋さんにフィーチャーしたエピソードを描くとしたら、ゲームの続編でですかねぇ。
次回で最終回!
ついに次回は最終回。
予告では、これまで出番のなかったユイの王龍や、言及されていた試製桜武の姉妹機らしき機体にクラーラが乗っているらしきカットも!
アニメ版では上海華撃団の扱いがすこぶる悪く、ユイに至ってはEDを歌っているにもかかわらずセリフ無しという悲惨さだったので、せめて最終回くらいは喋ってほしいものですが、どうなるか…
それよりもこの一大事に、上海と倫敦の隊長が予告でも姿を見せないことの方が可哀想ですが(笑)
試製桜武の姉妹機にはカミンスキーが乗ってほしかったんですが、生身であれだけ強いのでわざわざ乗らないですかね。
あと、予告に映った神山隊長が私服だったので、最終回ですら戦わないのか…と、今から気が気でなりません(苦笑)