第1話 ガッチャ!ホッパー1!
感想
ガッチャ!
スーパーヒーロータイムのOPがリニューアルされると、新たな1年の始まりを感じさせるというものですね(もう9月)
それにしてもこのOP、赤いヒーローがいなくて何ともまとまりが悪い(苦笑)
というわけで今週から新番組「仮面ライダーガッチャード」がスタート!
なんだかんだで令和ライダーもこれで5作目。令和になってからもう既に5代も新しい仮面ライダーが生まれたかと思うと、時の流れの早さを実感するというものですね。
本作はシリーズでは初の錬金術がモチーフ。まぁ、変身ベルトで2枚のカードをガッチャンコさせて変身やフォームチェンジさせるところから逆説的にモチーフに選んだだけだと思うので、そこにあまり深い意味はないと思いますが。
錬金術師が戦うとなるとどうしても絵面が魔法使いと変わらないというか、やってることがほぼハガレンになってしまうので、制作陣は苦労してるんだろうな~ってのは伝わってきました(笑)
総数が決まっているモンスターをカードに封印していくところは「剣」だったり、指輪を装着して魔法使いみたいに戦うところは「ウィザード」だったり、変身ポーズのイメージが頭に浮かぶところは「クウガ」だったり、変身ポーズでカードをひっくり返す動作はほぼ「ディケイド」だったりと、過去のライダー作品の要素を感じさせる部分がいろいろありましたね。
まぁ意図的に似せたわけじゃなく、たまたま似ちゃっただけなんだと思いますが。平成・令和ライダーだけでももう25作品もやってるわけですから、過去作品と全く被らない方が変。
これからシリーズが続く度に、筆者を含めたテレビの前の大きなお友達は、過去作品の幻影に踊らされながら視聴を続けていくのでしょう(苦笑)
主役ライダー、ガッチャードの最も目を引く点は、やはりスーツにメッキ加工がされていること。
スーパー戦隊の方では「轟轟戦隊ボウケンジャー」のボウケンシルバーに始まり、多くのゴールド、シルバー戦士でキラキラのメッキのスーツが採用されてきましたが、仮面ライダーの方では意外にも今回が初。
メッキのスーツは何と言っても撮影が大変で、カメラやスタッフさんが映り込んでしまってとにかく気を使うんだとか。
古くは、全身ギラギラのメッキのスーツだったウルトラマンノアが、「ウルトラマンネクサス」のTV本編に登場するにあたって映り込みしないようにツヤ消しのスーツにされてしまったり、「特命戦隊ゴーバスターズ」でイエローバスターのゴーグルに撮影クルーが映ったままのカットが次回予告に使用されたりしたこともありました(笑)
それくらい大変なメッキスーツの使用に踏み切ったあたり、本作に対する東映さんの本気が感じられますね。
また、例年発売されている可動フィギュアが今年は装着変身シリーズのコンセプトを受け継いだ装着変新シリーズということで、素体にアーマーを装着させていくいわゆる「聖闘士星矢」方式の描写が劇中でも描かれていたのが特徴的でした。
初変身でバッタ型のアーマーそのものになるのは意外すぎて面白かったですね。
ただ、ライダーキックの時にまでアーマー外す必要があったのかはちょっと謎(笑)
ケミーとフォームチェンジの話
総数101体存在し、カードに封印されるケミー。繰り返しますが、非常に「剣」に近しいものを感じるところです。
ちょうど「剣」も来年で20周年ですし、去年の「ギーツ」と「龍騎」よろしく意識的に似せた部分はあったのかも。冬映画にブレイド勢登場あるか?
これ系のアイテムでは珍しく、ケミー101体のうち既に60体はどういう奴なのか公表されているのが斬新。既に半分以上が何なのか分かっているということは、中間フォームや最強フォームは残りの41枚を使用することになるんでしょうね。
各カードに設定されているレベルナンバーの合計が10になる組み合わせでフォームチェンジ出来るようですが、単体でレベルナンバー10のカードもあるのが気になるところ。2枚使ってレベルナンバー20の中間フォームになったりするのかな?
また、これ系の2つのアイテムを組み合わせるライダーとしては珍しく、2枚のカードの組み合わせが完全固定なのもガッチャードの特徴。
組み合わせ完全固定でも50+1フォームに変化できることになるので相当ヤバいんですが、もし組み合わせ自由だったら50×50+1で2501フォーム、左右の制限などが特に何もなければ101×100で10100フォームということになっていたので、50+1でもむしろ少なめってのが恐ろしいところ(笑)
50+1フォームでも相当多いんですが、おそらく大半の形態はゼロワンの未登場形態のようにイラストのみの設定になると思うので、スーツやCGが実際にどの程度劇中に登場するかは見守っていきたいですね。
どうでもいい話ですが、実体化しているホッパー1のサイズ感が完全に「仮面ライダーJ」のベリー。
ベリーみたいな超リアルバッタだったら虫嫌いの視聴者はドン引きだったと思うので、ポップなデザインでよかった…
いや、ベリーはベリーで声のおかげもあって可愛げあったけどな!
たぶんライダーシリーズで一番キツいバッタは、「仮面ライダーZO」に出てくる無言の巨大バッタ(笑)
南野陽子さん
主人公、一ノ瀬宝太郎のお母さん役は 2代目スケバン刑事 南野陽子さん。
南野陽子さんが、ニチアサに出る日が来るなんて感動だなぁ… 早く「スケバン刑事」ネタでイジってほしい…(?)
ヒーローは天涯孤独な設定であることがほとんどなんですが、特撮ヒーロー番組が増えた今の時代にあっては、普通に親がいる作品も当たり前になってきましたよね。
今のところはただの料理屋のおばちゃんって感じですが、ただの銭湯の女将が、謎の組織にいた兵士と愛し合って悪魔を宿していたこともあるのが仮面ライダーシリーズなので、南野さんもただの料理屋のおばちゃんでは終わらない可能性が大。
その昔、不死身(になりかけた)爺さんをヨーヨーで倒した過去があっても不思議ではありません(もういいって)
実際、家族写真の宝太郎のお父さんらしき人物の顔が意味深に隠されていたので、何か訳ありそうなのは確定してるってもんです。
出るか!? 南野陽子さんの大変身!(笑)
宮原華音さん
「仮面ライダーアマゾンズ」で特撮ファンにもお馴染みになった宮原華音さんが久しぶりにライダーシリーズに帰還。敵の女幹部めっちゃ似合うんだが…
アクション得意なので、坂本監督回が来たら出番増えそうです。
今年の怪人マルガムは、近年の東映特撮恒例の素体使いまわし方式。いわゆる「星雲仮面マシンマン」の〇〇男方式です。
昔と違い、各話に登場するゲスト怪人の着ぐるみに求められるクオリティも年々上がってしまっているので、こればっかりは避けられないのが少し寂しいところ。
ただ本作に関しては、マルガムだけでなくそれに合体させられるケミーのデザインを別個で起こさないといけないので、着ぐるみのコスト抑えてもトータルだと逆にお金かかってるんじゃないかと思いますが(笑)
次回、バイク登場
次回はバイク登場回。
錬金術師の学校に入るらしいので、どうやら普通の高校に通う場面は早々に見納めのようです(笑)