第7話「4人目の継承者」
感想
光の国に代わっておしおき
父の足跡を追う進次郎は、かつて父が救った女性の子供がレナであることを知る。
一方同じ頃、異星人街でザラヴィーに襲われたレナは、北斗を介してベムラーから託されたチョーカーを使い、新たなウルトラマンへと覚醒するのだった…という回。
満を持して登場するレナのMARIE SUIT!
ベムラーが護身のために転送装置をレナに贈るのは原作通りなんですが、不用意にスーツを装着してギャグ描写になっていた原作とは違って、よりドラマチックな展開でウルトラマンになっていてこれはこれで良い感じ。
原作のレナはあくまで一介の異星人(今のところ)で、たまたまウルトラマンスーツをまとうことになっただけなんですが、アニメでは母親が早田から輸血を受けたことでおそらく初代ウルトラマンの因子をレナも受け継ぐことになってしまったという設定になり、原作よりもウルトラマンスーツをまとう必然性が高まっているのは良いアニオリだなって思いますね。
レナのスーツ転送装置は、原作だとブレスレット型なんですがアニメではチョーカー型に変更。
キューティーハニーみたいにもっと可愛いチョーカーにすれば良いのに、ほとんど原作版のブレスレット型のままでチョーカーになっているので、チョーカーというより映画「バトル・ロワイアル」の首輪爆弾にしか見えない(笑)
本当、爆発しなくて良かった。
そんなレナのスーツ装着シーンは、ウルトラマンスーツなのに何故かリボンが体に巻き付いていくというスタイルで、ぶっちゃけセーラームーン風。ご丁寧に装着完了後のポーズまでそれっぽい。
たしかにレナ役の諸星すみれさん、セーラー戦士もやってますけども…(笑)
前回偽物によって信用を地に落とされてしまった北斗は、今回は名誉挽回とばかりに大活躍。
初登場の頃はあんなに性格悪かったのに、丸くなったもんだ…(遠い目)
まぁ、ぶっちゃけエースキラー戦が終わった後は仲間のウルトラマンその1くらいの感じで、原作でもアニメでもそんなに活躍らしい活躍はしてないんですけど(苦笑)
エイリアンコロシアム
レナと北斗が異星人街で立ち寄るエイリアンコロシアムの看板には、
- ゴモラ
- アントラー
- ペスター
- ヒドラ
等々、ウルトラ怪獣をアレンジした異星人たちの姿がズラリ。
セーラームーン風変身バンクもいいけど、こっちの異星人たちもちゃんと見たかったかな…(笑)
改変される記憶
かつてウルトラマンがゼットンと戦った嵯峨吉市の病院を訪れ、父の足跡を追う進次郎。
…
いや、ゼットンと戦ったのは科特隊の基地のすぐそばで、科特隊の基地の周りって病院どころか建物もほとんどなくて人住んでなさそうだったけどなぁ…
こんな感じで…(笑)
アニメでは、ウルトラマンとゼットンが戦ったのは科特隊基地のそばではなく、人が大勢住む街の中だったってことに設定変更したのかな?
…と思ったんですが、その後のシーンで病院の屋上から科特隊基地が見えていたのでそういうわけでもないらしい。
どうやらこの作品では、科特隊基地は昔からわりと街中にあったという設定になっているらしい。それで、ウルトラマンとゼットンとの戦いに市民も巻き込まれたと。
あんな人里離れた場所で戦っていたウルトラマンとゼットンの戦いに、市民なんて巻き込まれようがないだろうと思っていた首をかしげていたウルトラファンの、想像の斜め上を行く設定変更であった…
たしかに見直してみると、原作マンガ1話のウルトラマンとゼットンとの戦い(のミニチュア)でも、ウルトラマンとゼットンの周りにビル街描いてあるんですよね。
このアニメシーズン3の1話でも、ゼットンとはビル街で相対してるし…
なんでゼットンとビル街で戦っているのかずっと謎だったんですけど、この回を見て謎が解けました。
我々はいつの間にか、歴史改変ビームを食らっていたんだ…(苦笑)