最終回「覚醒」
ついにこの時が…
最終回がやってきてしまいました…
結論から言っちゃうと、僕らが待ち望んだ最高の最終回でしたね…
怪獣化されたアカネちゃん。姿がわりとクリーチャーっぽくて、キツい。
泣き声が、加工されたアカネちゃんの叫び声というのも、ツラい…
最後の最後まで新技出してくるとは、やるなアンチくん。
最後の最後まで(ry
この世界に住む人たちがいったいどんな存在なのか、最終回でようやく、アレクシスの口から語られましたね。
アカネちゃんが怪獣を使って生み出した「レプリコンポイド」。
コンポイドは、特撮版で1回だけ登場した、コンピューターワールドに住む人間型の生命体のことで、レプリ(ケーション)は「複製」の意味なので、コンポイドそのものではなく、作られた人造の生命体ってことですね。
まさか、コンポイドの設定を拾ってくるなんて…
本当つくづく、グリッドマンが好きだった人たちが作ったアニメだったんだなぁって感じます。
…いや実際主人公だし、そもそも中身はグリッドマンなのだけど(苦笑)
内海が自分のことを「裕太の友達」だって言うシーン、ジーンっと来るものがあった。
ぶっちゃけ、2話くらい前までは、内海黒幕説とか考えててゴメン。君はいい友達だったわ(苦笑)
アンチくんメッチャカッコいいやんけ…からのド外道アレクシス。
最終2話のアレクシスの外道っぷりヤバいよね。
最終決戦でスデゴロが出来る格好になるアレクシス、カーンデジファーみがありますよね。
剣の形も巨大カーンデジファーの剣に似てるし。リスペクトやなぁ。
いよいよ最後の戦いって感じがしてきます…
「戦闘コードを打ち込んでくれ。アクセスコードは」
「GRIDMAN…」
特撮版1話のこのやりとりを、最終回のここにぶち込んで来るという構成に泣いた。
アニメ1話にこのやりとりがなかったことに違和感を感じてたんだけど、全てはこの時のためだったんだもんな。
内海のセリフが無条件で僕たちの心を燃やしてくれる。
「特撮版の姿に戻るんだろうなー」「夢のヒーロー流れるんだろうなー」って、特撮版の視聴者ならアニメの放送前から夢想してたことだと思うけど、改めてそれを目の当たりにすると、感動とかそういう次元の話じゃない、言葉に出来ない感情が湧き上がるものだなって。
変身バンク再現もバッチリだし、巨大化した後のフラッシュが体に反射するところまで完璧。
「懐かしい姿じゃないかグリッドマン」ってアレクシスが言うけど、それは僕らも同じ意見です(笑)
スパークビームやネオ超電導キック、グリッドライトセイバーなど、記憶喪失の影響で今まで使わなかった技をここぞとばかりに使うのにも燃えた。
スパークビームそんな強い技じゃなかったと思うけど(苦笑)
最終回にしてついに「パサルート(コンピューターワールドを移動するための通路)」が登場。
これまではずっとパサルートが出てこなかったのは、特撮版のようにコンピューターからコンピューターへの移動ではなく、閉じたアカネの世界の中だけの移動だったからなんでしょうね。
アレクシスが別のコンピューターへ移動しようとしたため、初めてパサルートが開いた…と。
グリッドマンの胸から光が漏れ出して、「UNION」が流れ始めてからのフィクサービームの流れはもうね、特撮版からの視聴者は膝を打ちましたよね。
「こう来たか!」と。
「フィクサービーム」ってのは、特撮版で戦闘後に破壊されたコンピューターワールドを修復してた技なわけですよ。
コンピューターワールドが壊れたまんまだと現実世界に悪影響が出るので、それを直して帰るまでがグリッドマンの仕事だった。
毎回描写があったわけじゃないけど、怪獣と戦った後には必ず使っていたはず。
そんな当たり前の技を、「壊れた世界を元に戻す」というグリッドマン特有の能力を、ここ一番の見せ場に持ってきたっていうTRIGGERのこだわりヤバいよね。
本当つくづく、グリッドマンが好きだった人たちが作ったアニメ(ry
「UNION」の静かなアレンジが流れる中、フィクサービームや六花たちの説得でアカネが現実世界へ帰る決心をし、そこから「目の前の僕らの世界は何ものにも代えられない世界」という2番サビで曲が再び盛り上がるの、エモエモのエモとしか言えないですよね…
唐突なウルトラセブン最終回パロにはちょっと笑ってしまうのですが(苦笑)
落ちサビ前のグリッドマンとアレクシスのスデゴロも、緑川さんと稲田さんの熱演も相まって非常に燃える。
上田さんと宮本さんの演技がいいんだぁ。特に上田さんの泣きの演技。
定期入れもらって「どっか行っちゃえってこと…?」ってド天然かますアカネちゃんも可愛い。
流れるのが、特撮版ED「もっと君を知れば」のアレンジなのも、昔からのファンには感慨深い。
グリッドマンたちと、内海、六花の別れの場所が、特撮版でグリッドマンが待機してた場所なのもエモい。
ここ出てこないなーと思ってたけど、最終回に取ってあったとはな…
アンチくんの右目が青になってたのは、いろんな解釈が出来そうだなぁ。
最後、突然の実写になるのは驚いたけど、“アカネが現実世界に帰った”ことを視覚的に表す、これ以上ないほどに的確な演出だったんですよね。
グリッドマンに救われて、六花たちに送り出されたアカネは、きっとこれから現実世界で懸命に生きていくことでしょう。
というわけで、全12話が終了しました。
あのグリッドマンがアニメ化するという話を聞いた時は、本当に夢みたいでした。日本アニメーター見本市でアニメ化した時も驚きましたが、まさかTVシリーズになるなんて。
実際に始まってみても、毎週が本当に夢のようで、グリッドマン愛に溢れた30分を毎週毎週楽しむことが出来ました。
Blu-rayはまだ1巻買ったのみですが、たぶん全巻買うと思います(苦笑)
あわよくば、2期が実現したらいいな。実現しても裕太や六花たち「アカネの世界」の人間たちはもう出られないと思いますけど、新たな街で戦い続けるグリッドマンの姿が見られたら良いな…と。
それじゃあ私も、この言葉で締めさせていただきます。
ありがとう グリッドマン