第32カイ!「怒るサカサマ!まさかサルかい?」
感想
入れ替わり回
今回は戦隊定番の入れ替わり回。サブタイまで回文(いかるさかさままさかさるかい。逆から読んでも同じ)になっている力の入れ様です。
人格が入れ替わることでお互いの普段見えないポイントが見えてきて絆が深まるという戦隊入れ替わり回定番のプロットを、敵同士なのか微妙な立場の介人とステイシーでやることで、ステイシーの心をまたも揺さぶっていく香村先生、さすがだ…
介人に対して「僕には無いものばかり持っている」という思いを抱いていることが明かされたステイシー。
悲しい結末は避けられないのか、それともその気持ちを乗り越えて介人の仲間になるのか、今後の展開がますます気になるところです。
入れ替わり回らしく、体がステイシーの介人がステイシーザーに、体が介人のステイシーがゼンカイザーに、中身ゾックスのフリントがツーカイザーに変身。
変身後の姿、体に合わせるのか精神に合わせるのかどっちかにしてって感じですが、まぁ女ツーカイザー出した方が面白いので、その辺がメチャクチャでも視聴者的には一切問題なし(笑)
女ツーカイザーのスーアクは五味涼子さん。昨年のキラメイグリーン役だったり、マジーヌ役の下園さんと2人で戦隊ヒロインを演じるダブルヒロイン体制がしばらく続いていたので、ご存じの特撮ファンも多いはず。
来年はまた、五味さんと下園さんのダブルヒロインで戦隊が見たいですなぁ。
さすがに1回きりの変身に五味さん用のツーカイザースーツは作らなかったようで、若干布が余りぎみ。まぁそういう目線で特撮ヒーローのスーツのシワを楽しめるってのが特撮ファンの良いところ(本当?)
爆発サイエンスパワー!
今回はゼンリョクゼンカイキャノンが大活躍。まずは、ダイナレッドとイエローフォーが召喚された爆発サイエンスパワー!
前々回に続いて登場のサイエンスパワー。どうやら東映はサイエンスパワーがお好きな様子。
召喚の理由が陽動で爆発を起こすためなので、「爆発!」という名乗りでお馴染みのダイナマンが含まれたサイエンスパワーを選ぶの至極当然なのですが、もはや介人にとってダイナマン=爆弾みたいな扱いなのかもしれません(笑)
出動パトロールパワー!
続いて、デカブルーとパトレン1号が召喚された出動パトロールパワー!
警察の戦隊であるデカレンジャー、パトレンジャーと、レスキュー戦隊であるゴーゴーファイブが所属するのがこのパトロールパワー。
捕らわれていた人質を逃がすためなら、人命救助専門のゴーゴーファイブも出てこいよ!って感じもしますが、まぁパトレン1号の中が当時と同じ高田さんというスペシャルな召喚だったみたいなので、ゴーゴーファイブスルーのことは不問としておきましょう(笑)
さらに巨大戦でも出てくるパトロールパワー。こちらはパトストライカー、ガンパード、ポリスレッシャー、トリガーマシン2号が登場。
パトカーモチーフのマシン大集合!
マシンパワー(ゴーオンジャー)とミラクルパワー(トッキュウジャー)が混ざってますが、巨大戦では大人の事情でこうなので気にしてはいけません。
厳密に言えば、パトストライカーもデカレンジャーのパトストライカーではなくて、ゴーカイジャーがデカレンジャーの大いなる力を使用した時に出てくる方のパトストライカーなので、正確にはシークレットパワー(ゴーカイジャー)の所属。
パトロールパワーのメカ、1台しかないやんけ!(笑)
極めろファイティングパワー!
今回の目玉(?)、バトルジャパン、ブルーマスク、シシレンジャー、ゲキイエローが召喚された極めろファイティングパワー!
マスクマン、ダイレンジャー、ゲキレンジャーという拳法戦隊が所属するのがこのファイティングパワーなので、どうやら東映&バンダイ的には、ダンスは拳法であるという見解のご様子。
テニスは格闘技とされる「テニスの王子様」と同じく、戦隊界ではダンスは拳法。
たしかに、バトルジャパンが得意とするダンスはカンフーダンスですから、むしろバトルフィーバーは戦隊シリーズで初めての拳法戦隊だった?
ダンスは拳法。
ダンサーは格闘家。
令和の時代に、ダンスを拳法と定義して戦隊史に爪痕を残したゼンカイジャー。さすがだ…
長々と書きましたけど、東映&バンダイ的にはダンスが拳法とかどうとか深く考えてなくて、ただ頭の似てるバトルジャパンとステイシーザー並べたかっただけだとは思うんですけど(笑)
次回、ポイズン!
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ!