第19カイ!「ゼンカイ改め、超ゼンカイ!」
感想
秘密のパワーアップ! スーパーゼンカイザー!!
今回は待ちに待ったゼンカイザーのパワーアップ回!
ヒーローのパワーアップ回といえば普通、強敵が登場して、その強敵に対抗するためにパワーアップするのが定番なんですが、わりといつも通りの敵が出てきて、そこにたまたまパワーアップアイテムが誕生したのでそれを使ってパワーアップして倒すという緊迫感ゼロのストーリーが実にゼンカイ脳で良い。
カブトムシの怪人なのに、カブトムシの幻覚を見せて人々に虫取りをさせるという能力のバカっぽさ(笑)
そんないつも通りの敵、カブトムシワルドの声は近藤浩徳さん。
なんか聞いたことある声だなと思ってたんですが、プライムビデオでやっている「ザ・ボーイズ」というドラマに登場するヒーロー、ホームランダーの声をされてる方でした。
敵のくせにヒーローみたいな声してると思ったら、なるほどねー!
まぁ、ドラマの内容的にホームランダーは悪役なんですけども(苦笑)
ホームランダーのことは置いといて、今回の主役はスーパーゼンカイザー!
何と言っても、見た目がほぼドラゴンシーザーなのが良い!
詳しく知らない方のために説明しておくと、ドラゴンシーザーは「恐竜戦隊ジュウレンジャー」の6人目の戦士ドラゴンレンジャーが操る守護獣。
ドラゴンレンジャーが史上初めての(レギュラーで加わる)6人目の戦士だったので、ドラゴンシーザーもまた、史上初めての6人目の戦士が操る戦隊ロボだったのだ!
※厳密に言うと“ロボ”ではないですが、細かい話なのでここでは割愛
そんなわけでドラゴンシーザーはとても記念すべき存在なわけで、45作記念のゼンカイジャーのパワーアップのモチーフに選ばれるのも至極当然ってわけですね。ジュウレン世代としては感慨深いなぁ(しみじみ)
さらに言うと、スーパーゼンカイザーはドラゴンシーザーだけでなく、ドラゴンシーザーと3体の守護獣が合体した剛龍神のデザインとの折中。
全体的なカラーリングや、胸のブレストラーはドラゴンシーザーからですが、肩のZマークのデザインは剛龍神の膝、武器のゼンカイテンランスは剛龍神のドラゴンアントラーから来ています。
ドラゴンシーザーだけでなく剛龍神も… いやもう、最高でしょ…(語彙力)
ゼンカイジュウギア
スーパーゼンカイザーへの変身に使うのが、ゼンカイジュウギア。
通常状態では「未来戦隊タイムレンジャー」のブイレックスっぽいですが、変形させるとドラゴンシーザーの横顔っぽくなるというデザインが見事。
まぁ、鼻先に角があって、足が恐竜の上あごになるという変形ギミック上、どうしても「仮面ライダーW」のファングメモリを思い出してしまった特オタがたくさんいたようですが…
何を隠そう、私もそう(苦笑)
Wはもう12年前の仮面ライダーだから、今の子供たちは知らないからこういうデザインでいいんだい!(笑)
しかし、このゼンカイジュウギアが誕生したのが、ステイシーが五色田夫妻のホログラムの前でゼンカイザーの名乗りポーズをしたからというのが、気になりすぎます。
絶対、鬱展開っぽいもんなぁ… 鬱展開なんてゼンカイジャーっぽくないよ…
ときめきの白眉!アバレキラーの力
カブトムシワルドを誘き出すため、界賊一家が選んだセンタイギアが「爆竜戦隊アバレンジャー」(のアバレキラー)!
アバレキラーの専用武器、ウイングペンタクトで巨大なメープルシロップを実体化…
って、ウイングペンタクトそこまで何でもありじゃねーから!!
オリジナルは、ペンで書いた文字が光の矢になって攻撃…とかその程度。ウイングペンタクトの拡大解釈が過ぎる(笑)
まぁ前回のジェットマンギアのヤバさに比べたら、全然かすんじゃいますけどね…(苦笑)
ダイレンジャーのアイキャッチ
カブトムシワルドに幻覚を見せられたスーさんがなんかカッコいいポーズを取るのは、「五星戦隊ダイレンジャー」のアイキャッチで各ヒーローがダイレンロッドを回すポーズが、おそらく元ネタ。追加戦士のキバレンジャー以外は5人とも同じポーズをします。
スーさん役の喜多川2tomさんは、シシレンジャーのスーツアクターでした。
どう考えても、濃い~戦隊ファンにしか分からないネタを入れてこられるの、ワクワクしてしまいますね(笑)
次回、合体スペシャル!
次回は久々に、ライダーとの合体スペシャル!
スーパーツーカイザーの初登場、合体スペシャル中にやっちゃうのか…(苦笑)