第23話「絶望の空」
感想
アガムスを救いたい
番組としては来週も放送があるようですが、来週は特別総集編なので本編ストーリーとしての放送は今回が2022年最後。
そんな今回は、前半のカナタと記憶喪失のアガムスとの静かな対話シーンから、後半はスフィアゴモラ、スフィアレッドキング、スフィアネオメガスの3大スフィア合成獣とのバトルになるという非常に温度差の大きい1話でした。
さらに、ついに現れたラスボスのマザースフィアザウルスとトリガーが接触する等、年の瀬に相応しい話って感じでしたねー。
現実ではクリスマスイブだというのに、ラスボス出てきてこの後どうなる!?って終わり方するのいい意味で後味が悪すぎる(笑)
前半の15分くらいがほとんどずっとカナタとアガムスの留置場での会話シーンというのは、特撮ヒーロー番組では攻めた画作りだなーって感じでした。
でもこういう攻めたことするのが“ウルトラ”らしさだって思いますよね。
妻が死んだ以降の記憶を失ったアガムスがあまりにもいい人すぎて、彼と戦わなければならない今の状況が本当に辛すぎる。
仮に地球人側がアガムスを許し、アガムスから敵意が無くなって和解したとしても、アガムスには地球に対する負い目が生まれるわけで、戦っても和解してもどっちも心苦しいんですよね。
どっちに転んでもハッピーエンドにはならないであろうこの物語、はたしてどのような結末を迎えるのか。
マザースフィアザウルスと最初に戦うのが、デッカーではなくトリガーなのは意外!
ケンゴが今でも変身可能である本作ならではの展開ですよね。
「ダイナ」ではダイゴが変身可能な状態ではなかったのでダイナとティガの共演は映画しかなかったわけですが、「デッカー」ではケンゴ=トリガーがちょくちょく出てくれるので嬉しい。
「宇宙刑事シャリバン」の最終回みたいに、デッカーとトリガーが協力してマザースフィアザウルスと戦う展開になると熱いっすなー!
まぁ、最終回までまだ3話くらいあるので、トリガーがこのまま戦線離脱する可能性も全然あるんですけど。
というか、ケンゴについて地球を出て行ったカルミラは今どこに?(笑)
あと、カナタがデッカーだと知ってからのリュウモンの行動が全部熱い…!
そうとは言わずに変身するように発破をかけたり、変身解除して倒れるカナタをすぐに支えたり。
リュウモン、君こそがこの番組のヒロイン!!(?)
次回、総集編
次回は、3回目の特別総集編。
「トリガー」はデバンチャンネル3回と1クール終わりの総集編で計4回総集編をやってたので、次回で「デッカー」も総集編回数が並びます(笑)
今後は、2クールの間に4回総集編やるのが恒例になりそうですね。