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【Vtuberを描写するのに、おめシスを参考にしてしまう】ウルトラマンアーク 第8話

第8話 インターネット・カネゴン

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感想

カネゴンから学ぶ経済

害意はないが人間との共存が難しい怪獣とどう接するか?という難しいお話だった前回から打って変わって、今回は軽~い気持ちで見ることが出来るギャグ回でした。

こういう落差もウルトラならでは。

ストーリーをざっくり説明すると、人気の動画配信者インターネット・カネゴンに星元市の電子マネー・ホシペイによる投げ銭が一極集中。AIであるカネゴンはお金を使うという概念を持たず、お金の流通が滞ってしまった星元市は経済的危機に陥る…といったもの。

AI、バーチャルの動画配信者、キャッシュレス決済といった時事ネタに、往年の人気怪獣であるカネゴンを上手く絡めた天才的な脚本でした。

自らはお金を使うことのないAIがお金を稼ぐようになった時、経済をどう循環させるのか?といった問題は我々の現実世界についても議論がされており、そういった視点を上手く盛り込みつつ、30分の子供向け番組の1エピソードとしてコンパクトにまとめ上げた今回は、これぞウルトラシリーズでしか描けない素晴らしいお話だったと言えるでしょう。

あぁ、カネゴン、蓄えたホシペイちょっとでいいから分けてくれないかな…(笑)

 
今回のカネゴンの声は、折笠富美子さん

「BLEACH」の朽木ルキアや、「コードギアス」のシャーリー・フェネットなんかが有名でしょうか。

「ウルトラマンZ」に登場したカネゴンは福圓美里さんだったんですが、今回はキャスト交代した形に。本作が撮影している頃は、ちょうど福圓さんが「仮面ライダーガッチャード」でメインキャラのホッパー1を演じている頃だと思うので、円谷側が遠慮したんでしょうか(笑)
 

 
カネゴンがインターネットの中にいるということで、今回は同じく電脳空間を舞台とした円谷プロの特撮ヒーローである「電光超人グリッドマン」のオマージュ的な描写も見られました。

曲がりくねったチューブの中(パサルート)を通っていく描写や、パサルートから出た瞬間のユピーが静止画になっているのも、「グリッドマン」らしさを感じる演出でした。

ユピーの声も、ちょうどアニメの「SSSS.GRIDMAN」の主人公と同じですし(笑)

現代で「電光超人グリッドマン」を再度映像化したら、こんな感じになるのかなーって画になってましたね。

円谷さん、そろそろアニメだけじゃなく特撮のグリッドマンの復活もぜひ!

おめシス

配信者として活動するユウマと石堂さんのビジュアルは、顔がバーチャルで体が実写という、あまり見ないスタイルのもの。

名前がUSブラザーズであることを考えると、これはどうやらVtuberのおめがシスターズという方を参考にしたものらしい。

おめがシスターズさんも同じく、顔がバーチャルで体が実写というスタイルで活動されている配信者さんらしく、おそらく実写の映像作品であるウルトラシリーズでバーチャルの動画配信者を描写するのに都合のいい配信の形として、参考にされたのだと思います。

いやー、事実は小説より奇なりってのは、こういうことを言うんだろうなぁ(?)

次回、ネロンガVSパゴス!

次回は、ネロンガパゴスの対決!

元々同じ体だった怪獣同士の、夢の対決!(特オタにしか分からん楽しみどころ)

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