第25話 走れ、ユウマ!
感想
最終回!
早いもので本作も今日で最終回。
ギルバグもスイードもゼ・ズーも残ってる状態で、ルティオンの銀河の問題は手つかずというところで終わったのが前回の24話。
これ、最終回1話のみでどう解決すんねんと思ってたら、最後の最後でルティオンの銀河の問題はなんか解決できたっぽくてちょっと笑っちゃいました。
さすがウルトラマン。いや、飛世ユウマの想像力。爆発寸前の恒星ソニアを単身で解決できるとは大したもんだ。
その調子で、地球の温暖化問題とかも解決してほしい。
ギルバグが作り出した偽の父親に苦しめられるユウマを、本物の両親が助けに現れるシーンは、ベタだなーとは思いつつもちょっと泣いちゃいました。
やっぱり父と息子の物語って感動しちゃいますよね。
敵が幻惑攻撃を使うギルバグだったもんで、どこまでが夢でどこからが現実なのかが分かりづらかったのがちょっともったいなかったなって感じでしたが。
ギルバグがラスボスなのは力不足だよなーと思っていたら、ちゃんとスイードが星人態っていう異形の姿になって、ラスボスのポジションを担ってくれたのはホッとしました。
まぁ、言うてスイードもそんなにユウマと因縁があるわけでもないとは思いますが、ウルトラシリーズのラスボスってだいたいそんなもんですからね。
スイード(星人態)が、頭が初代マンぽかったり胸にカラータイマー的な意匠があるのは、彼女も一応ルティオンやビオルノと同じ種族だからってことなんでしょうね。
ユウマのような想像力豊かな地球人と一体化していれば、スイードももっとウルトラウーマン的な見た目になっていたのかなーなんて考えると、想像力が解き放たれます。
ゼ・ズーの最期については、視聴者の間では意見が分かれるところでしょうか。
演出的には、スイードが倒された時に一緒に死んだようにも見えるし、あくまで本人はルティオンの銀河にいて、スイードが倒されたのに合わせて恨み言を言っただけのようにも見えるし。
まぁ、ラストでルティオンの銀河の問題を片付けたユウマが地球に帰ってきたことを考えると、どっちみちルティオンの銀河でアークに倒されたかもしれませんが。
これについては、公式の発表を待つしかないですな。
さて次の項目では、最終回で印象的だったあのシーンについて、ちょっとした計算をしています(笑)
光線で地球一周
最終回で最も印象的だったシーンといえば、やはりアークファイナライズの反動で地球を一周して、スイードと背中合わせになるシーンだろう。
技を発射して反動で後ずさりするというのは古今東西ありふれた描写だが、さすがにそれで地球を一周するところまで行った例は数少ないはずだ。
さて、ここで視聴者が気になってしまうのは、アークが地球を一周してくるのにかかった時間と速度。
アークが地球上にいられる時間は、第1話のカウンター表示から3分より少し長い程度だと分かっているので、少なくともそれよりは短い時間だと思われる。それより長くかかると、途中でユウマが太平洋かどこかの海にダイブすることになってしまう。
劇中では具体的な時間が描かれていなかったので、ここでは番組の放送時間で測ってみることにしよう(こういう時こそカウンター表示が欲しかった)。
アークファイナライズの反動でアークの足が地面を離れてから、地球を一周してスイードの背中にぶつかるまで、ストップウォッチで計測してみると27秒80ほどであった。
地球の一周を4万kmとすると、それを27秒80で一周してくるのに必要な速度は、およそマッハ4200。
速い。速すぎる。
数値が設定されているウルトラマンの中では、レジェンドのマッハ35あたりが最も速い飛行速度と思われるが、そんなものでは比較にならない。
アークの飛行速度は今のところ明かされていないが、ニュージェネのウルトラマンたちの飛行速度はだいたいマッハ8前後が多い。仮にアークの普段の飛行速度をマッハ8とすると、アークファイナライズ世界一周での飛行速度は、普段の飛行速度の525倍。
これからウルトラマンたちは、スピードを出したい時には後ろ向きに必殺光線をぶっ放すといいかもしれない。
などと、のん気なことを言ってる場合ではない。
発射しているのは必殺光線なので、何かに命中したらとんでもないことになる。
アークファイナライズがアークを地球一周させる時のエネルギーを計算してみよう。
アークの体重は32000tなので、それがマッハ4200で移動したとすると、そのエネルギーは約
3.32×10^19Jになる。
数値だけだとよく分からないが、史上最強の核爆弾であるツァーリ・ボンバのエネルギーが2.1×10^17Jだそうなので、アークファイナライズ地球一周のエネルギーはその約158倍に相当する。
なんと、アークファイナライズは史上最強の核爆弾の158倍も強かった!
そりゃ並の怪獣ではひとたまりもないだろう。
こうなると、アークファイナライズが凄かったのか、史上最強の核爆弾158発分のエネルギーを食らっても数秒間生き長らえていたスイードが凄かったのかよく分からなくなってくるが、少なくとも外れなくてよかった。
アークファイナライズがちょっとでも外れていたら、星元市は地図上から消えていただろう。
スイードの名は、星元市の守り神(物理的な意味で)として未来永劫語り継がれていくかもしれない。
次週、ジェネスタ3期!
次週からは新番組「ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ」がスタート。
同名の番組としてはこれで3期目なので、今回はどういう切り口の再編集番組になるのか楽しみですね。
というわけで、今年も半年間楽しませてもらいました!
あとは劇場版もありますが、ひとまずありがとう! ウルトラマンアーク!!