第13話「怒りのスパイダー」
感想
ヤンマよ、君はなぜ人の形見をブーブークッションにしたのか
今回は端的に言うと、母の形見であるヴェノミックスシューターをブーブークッションのパーツにされてキレたジェラミーが、王様たちもバグナラクもみんなボコボコにする回。
追加戦士が加入後に初期メンバーと対立するエピソードって戦隊あるあるではあるんですが、理由があまりにもバカバカしい(苦笑)
そもそも何故、ヤンマは特大のブーブークッションでラクレスを笑い者にしようとしたのか?
いくらスラム街出身とはいえ一国の主たる者が、どう考えても国際問題一直線の行動を何故?
それをやることで何か解決する問題はあるのか???
その後のジェラミーブチギレ展開に繋げるためとはいえ、なぜヤンマがこんな意味不明な行動をとったのかが今回のお話だけではさっぱり分からないのが正直残念です。
次回はジェラミーとヒメノのエピソードなので、今回のヤンマの奇行についてはおそらくもう触れられないでしょうね… う~ん…
本作は例年にないくらいかなり縦線に力を入れた… というか今のところ縦線の話しかないと言っていい作品で、戦隊シリーズとしては珍しい作風になっているのですが、今回はその縦線ばっかりの作風が裏目に出てしまったような気がします。
面白いお話を考えつつ、そこにスケジュール通りに新しい玩具を登場させるというのは、素人が考えている以上に難しいことであることは重々承知していますが、制作陣にはなんとか頑張ってお話の面白さと玩具販促を両立させていただきたいところです。
ゴッドタランチュラ!
スパイダークモノスのシュゴッドであるゴッドタランチュラが初登場。
追加戦士のメカがその話の内にロボ形態にならないのは、戦隊シリーズではまぁまぁ珍しいパターン。
追加戦士のメカが戦う場合はロボ形態になることが多く、ロボ形態にならないならそもそも戦わないっていうパターンが多いんですが、変形前の状態で敵倒しちゃうのは結構異例(倒してなったけど)。
こういうところもやっぱり、異色な感じですよね本作は。
そして、倒されたように見せかけて実は生きていたゲロウジームはジェラミーの元へ。もしかして、ヤツデンワニみたいなポジションに?
ついでのように、ガーディアンウェポンのガーディアンピードとガーディアンシケイダーも登場。
セミはともかく、ムカデが味方側のメカになるとは…
しかもムカデどころか、セミ型メカすらも見た目が気持ち悪すぎて、玩具が売れる気が全然しない…(笑)
同じセミモチーフだった「ビーファイターカブト」のビーファイターミンやセミッションマガジンは普通にヒーローとしてカッコいいデザインだったのに、何故…
まぁそもそも、ガーディアンウェポンはそれぞれ1回しか出てなくて出番が少なすぎるので、玩具売る気があるとは全く思えませんけどね(笑)
せめて初登場とその次の回くらいは使ってやれよと。
この辺も、縦線ばっかりの作風が玩具販促の足を引っ張っているという気はします。それにしたって、もうちょっと出番作れると思うけどなぁ。
そういえば、ゴッドタランチュラの登場シーンに真っ先にヒメノが反応していたあたり、神の怒りでイシャバーナを襲っていた虫型メカはガーディアンシケイダーの同型だったっぽい。
ハエだと思ってたけど、セミだったんだ…
ということは、ヒメノの両親を殺したのはもしかして…?
次回、ヒメノVSジェラミー
今回がジェラミーとヤンマの回だったので、次回はジェラミーとヒメノの回っぽい。
はたしてヒメノの両親を殺したのは本当にジェラミーなのか?
そして、狂気の歌「もっふんのうた」の歌詞の秘密も明かされる…?