第9話「閉ざされたk/究極は二人で一人」
感想
9話はマンガの25話から27話まで
アニメ第9話は、マンガの25話から27話まで。これにて「閉ざされたk」編も終了。
空也がアルコール・ドーパントでないことがギリギリまで引っ張られていたり、アクセルトライアルの登場が前回に前倒しされたりといった改変も挟みつつも、概ね原作通りにアニメ化。
最大の変更点と言えるのは、原作マンガでは次巻の「pは悪魔だ」編にある万灯の自己紹介シーンが今回に前倒しされていること。
原作では万灯の自己紹介よりオーロラ・ドーパントとの遭遇の方が先なので、オーロラ=万灯というのは口調から推測した形でしたが、アニメでは自己紹介後にオーロラ・ドーパントにも変身するように改変され、万灯がより大胆に正体を明かしていく形に。
万灯の自己紹介という大事なシーンを今回に前倒ししたということは、もしかすると次回は「pは悪魔だ」編ではなく、アニオリエピソードをやるってことなのかも?
アニメ「風都探偵」が1クールアニメだとしたら、残るは3話か4話。その話数でストーリーにいったいどのような決着をつけるのか? それとも視聴者の予想を裏切って2クールアニメなのか?
予想がつかない次回第10話、いったいどうなってしまうのか…
サイクロンジョーカーエクストリーム!
究極のWこと、CJX=サイクロンジョーカーエクストリームがついにアニメ初登場!
マンガの時からそうでしたが、変身の過程で体中央のセントラルパーテーションに手をグイっと突っ込む二次元媒体ならではのアレンジが面白い。
特撮版の時もセントラルパーテーションを広げるポーズ自体は同じですが、実物のスーツでは手を突っ込みようがなく合成でそれっぽく見せているだけなので、こういうアレンジはマンガやアニメならでは。
サイクロンジョーカーエクストリームといえば、体中央を走るクリスタルサーバーが印象的なデザインですが、あのスーツの虹色に輝く絶妙なクリアパーツ感とか、クリアパーツの下の銀色のパール塗装感を絵で見事に再現したアニメ制作陣の愛に、ただただ脱帽…
サイクロンジョーカーエクストリームのスーツはクリアパーツの樹脂が固くて、中に人が入っていなくてもアップ用スーツが自立したなんて逸話もあるくらいに動かすのが大変なスーツでしたが、そのクリアパーツのせいでアニメでも動かしづらそうなところを、ここまで特撮版のイメージ通りに動かしてくれるアニメ制作陣、本当お疲れ様です。
※ちなみにスーツが自立した話は単行本11巻の高岩さんのインタビューで読めますので、興味のある方はご一読ください。