第1話「痛さは強さ」
いやいや、男らしさと正しさだよ。・・・というわけで。
よい子は見ちゃダメ!―前代未聞の問題作「非公認戦隊アキバレンジャー」がついに放送開始されました。
史上初の大人向けのスーパー戦隊です。
ただ、大人向けと言っても、重くて暗い展開だったり、敵倒すのに4週もかかったり、恋人が実は死んでて闇の巨人になってたりするわけじゃありません(笑)
スーパー戦隊を扱ったメタフィクションであるため、夢を見続ける子供に見てもらいたくないというのが、製作側のスタンスのようです。
それゆえに、よい子は見ちゃダメということだそうです。さすが、非公認とはいえ東映製作ですね。
ぶっちゃけて言いますと、かなり面白かったです。
レッドもスタッフもゴーカイシルバーみたいなやつだったらこんな作品になるんかなという感じ(笑)
東映製作らしく、他作品のBGMが使えるのも素晴らしいですね。
では感想を。
初っ端から、デカレンジャーごっこ(?)をしているアキバレッド・赤木信夫。
ズボンに赤テープ巻くだけで、SPDっぽくなるんですね(笑)
佐々木ポンポコデリバリーで、ちゃんと略がSPDになるところも上手い。
赤木を演じる和田正人さん。前々から「SHT顔」だなぁと思っていたので、ホントにヒーローになったのは驚きました。
「29歳にもなって、戦隊オタクで、アニメの女の子を『俺の嫁』とか言ってるような妄想癖の方とは、ちょっと…」
言葉が突き刺さるww
いや、まだ赤木よりは若いし、俺の嫁はいないぞ!
このままだと赤木コースまっしぐらですが(笑)
これは、戦隊なんか見ずに女の子とデートくらいしろという東映からのメッセージですな。
OP。女性が歌ってるのでアレですが、歌詞だけ見ると意外とマトモなんですよね。
「勝利のフラグを立てろ」以降はまさに2ちゃん的な感じになるのですが(苦笑)
パンチラするアキバブルー。まぁ、超ミニな上にスリット入ってるのですから、パンチラさせる仕様としか思えないのですけどね。
というか、パンツじゃないけど。
歌の最後が戦隊名の方ではなく、「○○戦隊」で終わるのは初めてですね。
何気ないシーンですが、よく見るとイメージなはずの上の映像がフロントガラスに映りこんでるんですよね…
妄想力が高すぎて具現化してるってこと?
「それで、1話の本読みは、大泉ですか? 銀座ですか?」
ゴーカイジャーと違って、あくまで戦隊を空想の産物とするのがこの作品のスタンス。
我々のような、いい年して戦隊を見続けている大人たちに向けた番組なのだ。
演じる日南響子さんのことはあまり知りませんでしたが、ANIMAXのCMで見かけていました。
「俺の29年間の人生の中でも、そんな苗字のやつ一人もいなかった…」
「29!? おじさんじゃん…」
昔の戦隊では、レッドだけおっさんというパターンもあったので、問題ないね♪ 赤木もデンジレッドをイメージしてるし(笑)
う~ん、たしかに黄が入った苗字というのは、あまり見かけたことがない。黄島さんとかホントにいるのだろうか。
アキバイエロー・萌黄ゆめりあ(CN)。歩くツッコミどころ(笑)
演じる荻野可鈴さんは、劇場版オーズで遣い魔のベルを演じてました。可愛いのに敵役で可哀想と思ってたので、正義側になれてよかったですね。
地毛を出せないのは運命のようですが(苦笑)
萌黄ゆめりあはコスネームということですので、おそらく黄なんて字がカケラも入ってない地味な本名が明らかになるエピソードがあるのでしょうな。
「戦隊でブルーとイエローが女なんて… 史上初だぞ」
視聴している戦隊オタクが思っていることをちゃんとレッドに言わせるあたり、さすが東映製作。
戦隊カフェ「ひみつきち」。ホントにあったら、行きたい。
おもちゃの中に、おそらく本物のプロップがあるのが、さすが東映製作。
「ここでは店長と呼べ~だな、ここでは江戸川総司令~みたいなぁ」
「あにゃ~…」
萌黄はあまり古い戦隊は知らないようだ。23歳の設定らしいので、ファイブ~ジュウレンあたりがギリかな?
「なぜ君が、ズキューーン葵を?」
この番組最後の良心も、アニオタであった(笑)
「葵たんのファンなんだ…」
「29歳で戦隊マニアで、葵たん萌えもあるにゃ…」
何度も言うな何度も!(泣笑) っていうか23のコスプレマニアにも言われたくはないぞ!(笑)
変身アイテムが萌えフィギュアというのが、斬新すぎるぜアキバレンジャー。
変身コードは「ジューモーソー」。漢字で書くと、やっぱり「重妄想」なんだよなぁ(汗)
ここはかっこよく、「重猛装」という線で行こう。
よく見ると、ブルーとイエローでおっぱいの大きさが違うのね。芸が細かいわ!(笑)
「瞬間移動!? なんでこんなところに?」
「それは戦隊では常識だ!」
そうだけど、変身した瞬間に移動することは滅多にないぞ?(笑)
アキバレッドのスーアクは和田三四郎さん。この前まで銀河騎士やってたのに、まさか戦隊のレッドになる日が来るなんて。
アキバレンジャーのデザインですが、髪型をモチーフにしたマスクといい、タイツ状になっていないスーツといい、男女間で違いすぎることといい、公認様ではありえないデザインです。
メンバー構成も相まってか、外見だけ見るとメタルヒーローっぽいかも(そりゃスピルバンだけだよ)
「やるよ俺たち。37番目のスーパー戦隊として!」
あぁ、ゴーバス放送中の世界観なのね。
「俺たちは、非公認戦隊アキバレンジャー… 俺たちの使命は、地球を守るヒーローとなって、その偉業がテレビ化され、スーパー戦隊に公認されること!」
活動目的を端的に表した、素晴らしいセリフだね。
今や公認様でも滅多にやらない爆発名乗りを1話からやるとは、やるな非公認戦隊。
名乗った瞬間ではなく、ブルーによって名乗りが揃った瞬間に爆発させる辺り、芸が細かいぜ!
ブルーはやる気ないし、イエローは雑だし、公認様のようにかっこよく名乗れるのはいつの日か。
邪団法人ステマ乙。最近流行りのワードを取り入れるとは、さすが東映製作。
敵怪人、渋谷セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ。幻の怪人、ジョシコウセイタカアワダチソウタイセイリロンを彷彿とさせる名前だな!
「変身したら色で呼ぶ! これもほぼ戦隊の常識だ!」
最近はそうでもないですけどね。なんて考えてたら…
「ファイブマンより前は、まず間違いなく…」
ちゃんとファイブマンに言及する辺りは、さすが東映製作(変身後も名前で呼ぶようになったのは、ファイブマンが初と言われています)
何度も言いますが、パンツじゃないですけどね。
「スーパー戦隊における敵幹部の『後は任せた』は、実は、悪者どもの超鉄板敗北フラグだ!」
登場人物がフラグとか言っちゃダメだよ(笑)
「敵は一度やられても、必ず巨大化する」
「うそ!? なんで!?」
「それもスーパー戦隊の常識だ」
そう言って敵の巨大化を夕暮れまで待ち続けるなんて、斬新過ぎる戦隊だぜアキバレンジャー!
っても、敵が巨大化しないこともたまにあるよね。特に1話は。
テンション上がって忘れてたのだろうか赤木。
「俺たちの戦い… 妄想だったの?」
「えぇ。敵も含めてねぇ」
ギャグ調の描写で誤魔化されてますが、実はこれって結構重要なセリフなんじゃ…
敵も含めて妄想ということは、どこからが現実でどこからが妄想なのでしょうかね。
最終回は、全てが赤木の妄想だった…なんてエンドになるのか?
これは見逃せないぞ!
EDは赤木の歌う「明日はアキバの風が吹く」。
ほのぼのとした、いい曲ですね。
どうせ妄想なんだろ?(笑)
コメント
見てて笑いっぱなしでしたね(笑)
スタッフも豪華ですよねぇ。
敵役の穂花さんは昔お世話になったので(笑)、お元気そうで何よりでした。
デルピッポさん>
ホント、スタッフ豪華です。
川井さんなんか公認様でもやってもらいたいくらい(笑)
残念ながら、私は穂花さん存じませんでした(苦笑)
「黄」が入った苗字、「黄川田将也」氏とかどうでしょうか
苗字は本名らしいです
レベルEという漫画に出てくる「原色戦隊カラーレンジャー」では
青→清水
黄→横田
白→百池
黒→黛
と少し漢字を変えていました。(赤はそのまま赤川)
おずさん>
そうだ。黄川田さんをすっかり忘れていました。
主役ライダーなのに(笑)
カラーレンジャー。そんなのもあるんですねぇ。
なんだかアカレッドがメンバーにいそうなタイトルです。