第50話「決戦の日」
ゴーカイジャー最終決戦編、中編ですよ!
すごいどうでもいいことですが、ちょうど画面左にいるのが、ゴウシの変身するマンモスレンジャーです。
最後の最後で、こんなリンクができるとはねぇ。
第1次レジェンド大戦を超える数のザンギャック艦隊を相手に、たった2体のロボで応戦するゴーカイジャー。
さすがにそれは無茶ってもんです。まぁ他の戦隊が戦えないので、どうしようもないのですが。
「スーパー戦隊の皆さんのお力を借りましょう」
そうです。ゴーカイジャーには、これがあるのです。
パトストライカー、ガオライオン、風雷丸、マッハルコン、マジドラゴン、商品化されたものたちを一斉に召還して総攻撃。
最終回に向けての、反則…ならぬ販促攻撃です。
まぁもうおもちゃ屋さんの商品棚にはどれもほとんど残ってないでしょうけどね。
さらに、ゴーカイオールヘッダー大進撃、ゴーカイ大激激獣など、初使用したっきり使ってなかった大いなる力も披露。
嬉しいけど、どうせバンクなんだからこれまでにも使ってくれりゃよかったんだよね(苦笑)
さらに、今まで未使用だった大いなる力も初披露!
メガレンジャーの大いなる力によって召還したメガウイングを装着した「ウイング豪獣神」と、テレビでは初使用(だよね?)のゴレンゴーカイオー。
ウイング豪獣神は、必殺の「ゴーカイスパルタン」で艦隊を撃破。…てそれレジェンド回でやってくれよ(笑)
メガウイングはたぶんCGだと思いますが、非常に豪獣神に馴染んでましたね。
対するゴレンゴーカイオーも、ダイナマンの大いなる力を使った「ゴーカイスーパーダイナマイト」と、ジェットマンの大いなる力を使った「ゴーカイジェットフェニックス」で多数の艦隊を撃破。
ゴーカイスーパーダイナマイトはまぁ予想通りの技でしたね。
ゴーカイジェットフェニックスもどうせならレジェンド回でやってほしかったけど、あの回の雰囲気的に無理だったな。
「これがレジェンド大戦を勝ち抜いた、スーパー戦隊の大いなる力だ!」
まぁほとんど相打ちだったので、偉そうなこと言えませんけどね(苦笑)
多少善戦したように見えたものの、やはり宇宙中から艦隊を集めただけあって焼け石に水となってしまいました。
「明日の夜明けと共に、全人類を皆殺しにする!」
今すぐに取りかかってれば達成できたろうになぁ。時間を与えるから反撃されるんですよ。
悪の皆さんは35年間先輩が負け続けているという事実をもう少し重く受けて止めて下さい(笑)
逃げ遅れた人を助けようとする鎧。力尽きかけたその時現れたのは・・・
ということで、マンモスレンジャー=ゴウシこと右門青寿さんの登場です!
あぁ、ちょっと老けたなって感じますが全然変わってませんね。バリバリの髪質なんかも当時のまま(笑)
これで、歴代34戦隊から少なくともそれぞれ1人ずつのレジェンドが出演してくれたことになりました。いやぁ感激!
ホントは、当初の予定だとゴーカイジャーで重点的にピックアップするのはガオレンジャー以降の戦隊だけだったらしいのですが、ファンからの声に答えていくうちにこんな事態に。
素晴らしいことですが、現場はすごい大変だったんだろうなと思います。
製作陣にも、出演してくれたかつてのヒーローたちにも改めて拍手を贈らせていただきます。
・・・できることなら、ゴウシもいいけどゲキにも出てほしかったけどね(苦笑)
かつて、マツリに助けられた親子、ゴーカイジャーたちに発破をかけた少年。
これまでに出会った地球人たちに再び出会い、スーパー戦隊の偉大さと地球という星の尊さを改めて実感するゴーカイジャーたち。
「スーパー戦隊になれなくても、戦えるって」
ゴーミンを木刀で倒す少年。さすが、修行中とはいえ魔戒騎士。ホラーに食い殺されたと思ってたけど、どうやら生き延びてたようだ… って中の人ネタはいい?(笑)
そして、これまでに会ったことのない地球人たちからも同じ思いを受け取るゴーカイジャー。
ということで、天知秀一郎こと山田ルイ53世さんと、山崎由佳こと平田薫さんも登場です。
息子の望は199ヒーローで出演していましたが、父もようやく登場。
どうせなら息子も一緒に出てよと思いましたが、きっと望は、別の場所で非難誘導したりしてるんでしょう。
山崎さんは、つい最近亡き兄の復讐のためにとある町で仮面ライダーと戦った末に記憶を失ったんですが、どうやら記憶が戻ったみたいですね。きっと、赤の魔法使いの尽力のおかげ。
中の人ネタはいいって?(笑)
山崎さんが女の子に語りかけるシーンは、雰囲気的にレジェンド演出でも出そうでしたが、山崎さんは当時もただの女子高生だったので、当時の姿オーバーラップさせても意味ないですね(笑)
ゴウシと鎧の会話によって、レジェンドたちは自分たちが消える覚悟でゴーカイジャーに大いなる力を託していたことが分かりました。
そりゃ、ハリケンジャーとか見極めに慎重になるのも分かります。
猿顔の一般人には、どう見てもそんな覚悟があったようには見えませんでしたけどね(笑)
「大いなる力はいらないのかい?(私消えちゃうけど)」
大方の予想通り、ゴーカイジャーたちは宇宙最大のお宝は使わないという結論に達しました。
ただ、地球出身でスーパー戦隊を愛している鎧は宇宙最大の宝を使う気だったのに対し、宇宙人で地球とは縁もなかった5人は宇宙最大の宝を使わないという結論に達していたのは、見事だと思いましたね。
地球なんて星に興味はなく、ただお宝目当てでやってきただけの宇宙海賊が、星とそこに生きる人々の尊さ、そしてそれを守り続けてきたスーパー戦隊の偉大さを知った結果、地球出身でスーパー戦隊を愛している鎧よりも、地球と人々とスーパー戦隊を守らなければならないと強く思うようになったという展開。
これはホントに素晴らしい脚本と思います。
ただ、せっかく手に入れた宇宙最大の宝、何も撃ち壊さなくてもよかったんじゃない?
地球での思い出に、ガレオンに飾っとくくらいでよかったのに(笑)
そして決戦へ。
「うっさいバーカ」
「ふん、消えるのはお前たちだ」
「あなたたちの言うことなど、聞く耳はありません」
「僕たちも、この星の人たちも、お前らみたいなの大っ嫌いだ!」
「無駄なものか! それに、俺たちはただの海賊じゃない!」
「この星に、守る価値を見つけたからな」
セリフや展開は1話を踏襲していますが、5人の精神面など、あの時とは違うんだということが如実に現れています。
アイムなんか、あの時はまだお姫様っぽさが抜けてなかったもんなぁ。
「死ぬ気はねぇな… だが、命を懸けてこの星を守る。それが、“スーパー戦隊”ってもんだろ!」
これまで頑なに宇宙海賊として通してきたゴーカイジャーたちが、初めて、地球を守る戦士として、35番目のスーパー戦隊として決意をあらわにした瞬間です。
苦節50話。長かった~(苦笑)
ゴーカイツインハルバード(仮)で戦うイエローと、いつもの2刀流で戦うブルー。
このシーンは、1話の戦闘シーンのボツ映像と流用じゃないかなぁ?
たしか、イエローのツインハルバードは番宣にあったのに本編だとなかなか登場しなかったんだよねぇ。
そして、ドラゴンレンジャーからアーマーを受け取り、アームドティラノレンジャーとなって戦うレッド。
ゴウシが出てくれたこともあって、ジュウレンジャーが活躍です。やっぱり、アームドティラノレンジャーはかっこいいなぁ。
主題歌インストがなかったのが残念でしたが、最終回間際ということもあり仕方ないでしょうね。
そしてこのままEDへ。大興奮を持ち越したまま、次はいよいよ最終回へ!!
次回!
いろんな戦士にゴーカイチェンジするらしい。アカレンジャーの誠直也さん以外にも、歴代の人々が多数出演するらしい。恒例の素顔名乗りもある。
でも最も特筆すべきはこれだろう。
ゴーカイジャーたちに、さよならをしないといけない。
地球を守るために戦い続けたアウトロー。宇宙海賊たちの活躍を、最後まで見届けようぜ!!
大いなる力一覧は、最終回が終わった後に更新します。