ドン36話「イヌイヌがっせん」
感想
最強合体と初名乗り
今回は、(おそらく)最強合体であるトラドラオニタイジン極の登場と、TV本編では初となる名乗りが披露される回!
井上大先生脚本の戦隊で名乗りがあるってのは一大事ですよ! ジェットマンも名乗り4~5回くらいしかやってなかったと思うし!
…まぁ、最強ロボとか名乗りにストーリー上の必然性があったかと言われると無かったんですが。敵、普通のヒトツ鬼だったし。
一応ジロウがケガから復帰して戦闘可能になったのでトラドラオニタイジン極への合体が可能になったっていう、申し訳程度の整合性を持たせようとしているのが小憎らしい(笑)
予告では本物の犬塚と獣人の犬塚が対面しているカットがあり、サブタイが「イヌイヌがっせん」なのでてっきりその辺りがメインのお話になるのかと思いきや、本編では終始獣人の犬塚が出ずっぱりで、貴重な初名乗りも初最強合体も全部偽物がやってしまうというまさかの展開に。
本物と偽物の対決、最後の数分で済ますってなんでだよ! 偽物が名乗りと最強合体やっちゃった後だよ!
というか、別に強敵でも何でもない一介の怪人相手に、唐突に初名乗りと初最強合体をやってしまうのがそもそも変。
いやまぁ、変か変じゃないかでいえば番組スタート時からずっと変なんですけど、この番組(苦笑)
はたして犬塚さんは、今後のTV本編でトラドラオニタイジン極はともかく、名乗りに参加できる機会はやってくるのであろうか…
獣人がらみで、夏美&みほの鶴の獣人はついに怪人体を披露。
てっきり猫の獣人とは全く違う姿になるものだと思っていたのですが、首から下は共通で、頭もそんなに違いはないというデザインでちょっと残念。猫の獣人とは全然違うデザインになると思っていたんですが…
こうなると、ペンギンの獣人も頭以外は共通になるのかも。
福沢さん
夏美のトレーナー役として、福沢AC監督が顔出しで出演。
福沢さん、数年に1回くらいのペースで顔出し出演されていると思いますが、やっぱり出られてるのを見ると安心感がありますなぁ。
ご丁寧に、レッド役の多かった福沢さんが赤い衣装を着せられているのが面白い。
ゴーゴーファイブ鬼
今回の鬼はゴーゴーファイブがモチーフの救急鬼。
実際のレスキュー隊員の面体とオレンジの防火服をモチーフにして、頭に纏(マトイ)を乗せたデザインは、直接的にはゴーゴーファイブ要素はないけども間違いなくゴーゴーファイブの鬼である良デザイン。
「面体着装!」ってセリフも、「ゴーゴーファイブ」の1話でまだレスキュー隊員だった頃のマトイ兄さんが言ってましたねぇ。
ゴーゴーファイブの鬼だからなのか、桁下5.5mとかとにかく背景に5という数字が映るように撮られているのがしょうもなく芸コマ。
前半パートで雉野が通りかかる交番が大文巽(ダイモンタツミ)交番なのは、ゴーイエロー=巽ダイモンが5人の中で唯一警察官だったため。通りかかるのが病院だったら、たぶん祭巽(マツリタツミ)病院とかになっていたんでしょう。
巨大戦の救急鬼ングが列車形態と四足形態になるのは、ゴーゴーファイブのメカであるゴーライナーとビートルマーズが元ネタ。ほとんど着ぐるみ改造で済まされることの多いヒトツ鬼ング戦でガッツリフルCGバトルになるとは、ゴーゴーファイブも良い扱いを受けるようになったもんですなぁ。
次回、新幹部登場
次回は、新幹部ソノシが登場。
既存の脳人3人は倒すべき敵って感じではないので、倒すべき敵として用意されたのかな~なんて邪推してしまいますが、はたしてどうなるやら…
井上大先生のことなので、もしかすると病院でよだれ垂らしながら車椅子に乗って途中退場にさせるかもしれませんが(笑)