第29カイ!「王子のねらい、知ってるかい?」
感想
そのオーラはガンダム
今回はサブタイからも分かるように、「テニスの王子様」と「エースをねらえ」という二大テニス漫画をパクったへのオマージュを捧げた回。
戦隊シリーズ45作品を背負って立つアニバーサリー戦隊なのに、なんで戦隊関係ないテニス漫画のパロディやってんだって思ってしまうところですが、そういうぶっ飛んだところこそがゼンカイジャーらしさ(ゼンカイ脳)
「通常の攻撃が通用しない強敵が現れ、それに対抗するために特訓をするものの敵わないヒーローたち。そこへ正体を偽ったライバルが救援に現れる」という、ストーリーの骨子のみを見れば至極真っ当な今回のお話。
それを、テニスワルドにはテニスでしかダメージを与えられないという設定一つだけでここまで突き抜けてギャグに出来る手腕はお見事。
こんなお話が成立してしまうのも、先んじてテニスを格闘技として描いた「テニスの王子様」が世に浸透していたおかげです。ありがとうテニプリ(褒めてる)
テニプリについては「あいつこそがテニスの王子様」くらいしか知らない私には、今回のテニプリネタは1%も理解できませんでしたが、たぶん沼にハマりかけの人たちが「アキバレンジャー」とか「ガンダムビルドファイターズ」みたいな過去作ネタがふんだんに含まれた作品を見た時ってこんな感じなんだなって、気持ちを味わうことは出来ました(苦笑)
味方陣営が(増子さんがテニミュ俳優だった縁もあって)テニプリネタが多めだった反面、テニスワルドは「エースをねらえ」ネタが多め。
そもそもデザインが完全にお蝶夫人。お蝶夫人のお嬢様風ロールヘアーを、テニスボールで表現したデザインはお見事。BEST SONY賞ものの天才的なデザインです。
テニスワルドの声は、近年の作品でウルトラマンリブットを演じている駒田航さん。お蝶夫人モチーフなら女性声優にすればいいのにって思うところですが、それはさすがに…と自制心がブレーキをかけたのでしょうか(笑)
昨年、ウルトラマンフーマの葉山翔太さんがセッチャクザイ邪面をやったりしていて、ウルトラマンを演じた声優をゲスト怪人にキャスティングするのが最近の戦隊の流行り。
これはやはり、東映から円谷へのライバル心の表れなのか…?
その他いろいろ
テニスワルドにはテニスでしかダメージを与えられないという設定のせいか、センタイギアの使用は無し。
まぁ、テニスで攻撃できる戦隊とか他にいないし…(笑)
販促すべきセンタイギアをないがしろにして、テニプリネタやってる場合じゃねーだろと思うところですが、そういう行き当たりばったり感もゼンカイジャーらしいところ(褒めてる)
巨大戦では、ゼンカイジュウオーではテニスを出来ずゼンカイオーブルマジーンが登場。
ジュラガオーンではなかったあたり、やはりブラックジュラガオーンは通常ジュラガオーンのリペイントだった可能性高し…?
次回、強烈忍者
次回は、ラストでチラッと登場した新たなる敵ハカイザーが本格登場!
忍者キャプターなのか、ハカイダーなのかどっちかにしてもらえるかな!(笑)