第19章「炎と光、剣と剣。」
感想
セイバーVSスラッシュ
今回の目玉は、何と言ってもセイバーVSスラッシュの剣士同士の語り合い!
しかしまぁ、こう言うのはなんですがあんまり盛り上がらなかったのも事実…
なぜなのかを考えてみたのですが、それは飛羽真は“思っていることを全部ちゃんと語っている”のに、なぜか剣で語り合う展開になるから。
剣と剣で語り合うとか、拳と拳で語り合う展開が盛り上がるのは、真意を言葉で語らない相手と戦った時に、その思いが剣や拳から伝わってくるからなんですよね。
飛羽真は思いを全て口で語っていますし、その言葉(=メギドが人間で、最光ならば人間を戻せる)が間違っていないことも全部視聴者は分かっているので、戦ってもどうにもならないことが分かっていると思うんですよ。
だから、戦われても釈然としないんだと思うんですよね。
剣と剣で語り合う展開がやりたかったって製作陣の気持ちは十二分に分かるのですが、ちょっとシチュエーションが整ってなかったかなと。
ちなみに、スラッシュと戦うセイバーがクリムゾンドラゴンからドラゴンアーサーになったわけですが、ストレートに考えると西遊ジャーニーをアーサーに変えてドラゴンイーグルアーサー(設定上可能なはずだが未登場)になる方が楽なのに、あえてイーグルまで抜いてドラゴンアーサーになるのは、ドラゴンイーグルアーサーの状態を作り出すのが大変という大人の事情が伝わってきましたね(苦笑)
小説家の特技、ジオラマ製作
今回のストーリーを簡単にまとめると、飛羽真の作ったジオラマに憧れたジオラマ好きの少年がメギドにされ、少年を助けようとする飛羽真の前に、剣と剣で語ろうとする大秦寺さんが現れる…というもの。
こう書くと、大秦寺さんメチャクチャやばい人…(苦笑)
しかし、飛羽真って小説家なんですから、普通であれば飛羽真の書いた小説に憧れた小説家志望の少年が出てくる方が自然だと思うのですが、なぜかジオラマ好きな少年が出てくるってのがセイバーらしいところ。
飛羽真の店にあるデカいジオラマも飛羽真が自分で作ったやつだったと明かされ、なんでそんな設定にしたの?とツッコまざるを得ません(苦笑)
ちなみに、少年が変身した王様メギドの声は、御年78歳の大ベテラン声優緒方賢一さん。
マジンガーZの頃から東映作品に出演しているような大レジェンドを、とんでもない役でキャスティングするなぁ…
11本の聖剣
11本の聖剣のイメージ映像が登場しました。こう見ると、もう8本も登場してたんですね。早いものです。
残りの3本もそれぞれ違う形をしていますし、イメージなだけじゃなく、もうプロップとかも作ってあるんでしょうねぇ。
闇黒剣月闇は、邪剣カリバードライバーなので聖剣には含まれないと思っていたんですが、聖剣だったんですね。
ソードオブロゴスの剣士が使っていたんですし、当然か。
次回も平成
次回もまだまだライダー同士のバトルが続きます。
そろそろ気持ちのいいスッキリする展開に変わるか、新しいアイテムでも出ないと、なかなかツラいところです。