第37章「未来を変えるのは、誰だ。」
感想
忍者ボーイ、ケンカを売る
今回は、セイバー最強フォーム登場の前に、残ってる困りごとを少しずつ畳み始めようみたいな回。
おそらくソロモンに立ち向かうには11人の剣士が力を合わせる必要があるわけで、そのためにも、敵対しているキャラもちょっとずつ和解に向けて心の距離を近づけていこうね~みたいな空気が感じられる回でした。
まずは忍者ボーイこと蓮。
もはや「戦うことでしか、俺とお前は分かり合えない!」な運命の切札的関係を飛羽真に見出してるとしか思えない彼。今週もよく分からないまま戦いを繰り広げます。
「こいつ、いつの間にこんなに…」とは彼の談ですが、ずっと初期フォーム+左手のフォームチェンジしかない剣斬と、3段階もパワーアップもらってるセイバーとじゃ力の差は歴然なわけで、今さら何言うてんねんと視聴者みんな思ったことでしょう(笑)
おそらくスペックが全然違うであろうエレメンタルドラゴンに対抗するために何か策を講じるでもなく、ただただ無策で正面からぶつかっても勝てるわけはないわけで、もうとにかく残念というか、可哀想な雰囲気が伝わってくる蓮。
蓮役の富樫慧士さんの芝居が、初期と比べるとだいぶ上達しているのが唯一の救いです。
バハトさん、コメディ時空の住人になりかける
ユーリが芽依を引き連れて向かったのは、なんとバハトの元。
バハトに現代の人間の素晴らしさを説くために、人間代表で芽依を連れて行ったようです。
まぁ、レギュラーキャラクターで剣士以外の普通の人間って芽依しかいない(ソフィア様は人工生命体)ので、そりゃそういう人選になるでしょうが、ヒロインのやることがそれって(笑)
芽依に絡まれたおかげか、バハトもちょっと声のデカいおじさんくらいにまで危険度がダウン。
あ、これはそのうち和解できそうですね(苦笑)
映画で初登場した時は、決して分かり合えない狂人って感じの存在でしたが、まさかこういうことになるとは…
次回飛羽真と戦うようなので、敵としてはそれが最後の活躍になりそうですかね。
物語の結末を勝手に決めるな!
飛羽真の命と世界を救うために、自らの命を犠牲にしようとしていた賢人。
そんな賢人も、世界も、そしてもちろん自分自身も犠牲にしないために戦う飛羽真は、こう言い放ちます。
「物語の結末を勝手に決めるな! 物語の結末は…俺が決める!!」
って、えええぇぇぇぇぇ!!?
そりゃキメ台詞言わせたかったのは分かりますよ? でもなんかもっと言い方なかった?(笑)
他人には結末を決めさせないのに、自分が決めるって言いきっちゃったら、ちょっとそりゃ独善的すぎやしませんかと。
賢人を犠牲にしたくないのはみんなの総意ですし、ここでキメ台詞を言わせたいってのも分かりますけど、それなら「俺が決める!」じゃなくて「俺たちが決める!」みたいにキメ台詞をちょっとアレンジするとかでもよかったと思うんですよね。
もしくは「物語の結末を勝手に決めるな!」だけにしたり。「物語の結末」が入っていれば、いつものキメ台詞と対比の台詞なんだなって視聴者には伝わりますしね。
友の犠牲を止めようとするって至極真っ当で良いシーンなのに、台詞だけツッコミどころ満載なの可哀想だなって感じでした(苦笑)
次回、セイバー最強フォーム!
次回はついにセイバー最強フォーム登場!
なんか唐突に出てきた感が凄い!(笑)
これまで頑なに剣は変えずにライドブックのみ変えてパワーアップしてきたのに、いよいよ剣も変わってしまうとは、意外だなぁ…