第44話「オマエを止められるのはただひとり」
感想
オルトロスバルカン
仮面ライダーへの変身能力を失った不破さんが、亡から託されたジャパニーズウルフキーで変身し、或人を止めるために戦う!
仮面ライダーオルトロスバルカン!!
アサルトウルフの色違いではありますが、元々アサルトウルフは滅亡迅雷しか使えないキーを使って変身した姿だっただけに、設定的にもピッタリ。
オルトロスということで、変身時に現れる狼も頭が2つになっているのが熱いです。不破さんと亡の2つの力が合わさっているので、オルトロス(双頭の犬)モチーフなんでしょうね。
いやまぁ、厳密に言えばバルカンも亡も狼であって犬ではないので、オルトロスなのは変なんですけど(苦笑)
対する或人は久しぶりにゼロツーに変身。
ストーリー的には、ゼロツーに変身した理由が(販促以外に)特になかったのが残念。
ゼロツーに変身するのは、或人が悪意を捨てて以前の彼に戻った時に取っておいてほしかったので、悪意にまみれた彼がゼロツーとして戦うのは、爆散したイズに申し訳なさすぎて見ていられなかったです。
仮面ライダー滅 アークスコーピオン
ここまで何のパワーアップもせず、初期形態のみで通してきた滅が、ついに新たな形態へ変身。
仮面ライダー滅 アークスコーピオン
マスク以外の形状は1型と同一のようですが、カラーリングの変更でイメージはほぼ別物に。
絶滅ドライバーも、ゼロワンドライバーをベースにしながら、滅亡迅雷のシンボルマークや滅亡迅雷フォースライザーのデザインを取り入れていて、滅の集大成という感じがします。
無限の剣製
茶化すつもりはないのですが、或人と滅が変身した瞬間、周りの地面に剣が突き刺さるという状況が、「Fate/stay night」のアーチャーの固有結界「無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」に似すぎてて、深刻な状況にもかかわらず笑ってしまいました(苦笑)
たしかにアークゼロが他ライダーの武器を生成しまくったりして、「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」感あるなとは思ってましたけど、そこから転じて、アークの能力を持つ2人のライダーが変身したら武器が無限に生成されて地面に突き刺さることになるとは。
ストーリー的には苦しい状況は変わらずですが、Fateファン的にはちょっとした息抜きになりました(笑)
ゼロワンだった或人がアークドライバーでアークワンに変身し、滅がゼロワンドライバーをベースとした絶滅ドライバーでアークスコーピオンに変身する…
「闇落ちした主人公を止めるために、ライバルキャラが正義の力で戦う」って定番の燃えパターンがありますが、近いように見えて今回の滅は人類を絶滅させようとしているので、どちらが勝ってもいい結末にならないという点で、かなり異質な最終決戦です。
ただ、或人の前にお父さんが現れて、何らかのやりとりがあった後に最終決戦に至っているようです。
なので、お父さんとの会話で悪意を捨てた或人が、滅を許す決断をしたと、私は思いたいです。
次回、最終回!
次回はいよいよ最終回。
予告には、ゼロワン系列の新しい仮面ライダーらしき姿がチラッと登場。
これが、ゼロワンの真の最終フォームなのか、それとも別の何かなのか。
或人は、滅はどうなるのか。迅はどのように復活するのか。イズは復活するのか。人間とヒューマギアの未来はどうなるのか。
全ては、あと1話で決まる!