感想
続きは「運命の衝突」で!
「ウルトラマンレグロス」、最終回!
いやまぁ、最終回といっても2話しかなかったわけですが。
30分2本の前後編作品といえば、「メビウス」~「サーガ」の辺りまで出ていたオリジナルビデオ作品を思い出しますよね。「ゴーストリバース」は、基本グリーンバックの仮面劇という共通点もありますし。
こういう作品は10年近く前ならDVD等の物理メディアで公開されていたのに、今はネット配信が当たり前になったのかと思うと、時間の流れを実感するというものです。
新作を手軽に見られるようになって嬉しい反面、新作公開と同時に物理メディアが売れなくなってしまったので商売的には苦しくなってるんだろうな…と勝手に心配してしまったり。
閑話休題。
前編では「レオ」の前史的な側面もありましたが、後編ではレオもアストラも出て来ず、レグロスオンリーな内容。視聴者みんなが予想していた通りの展開になって終わりました。
アルビオ、ファルード、フォロス、トゥバーンはヴォルカンに殺され、スピカとマスターアルーデは名前を言ってはいけないあの人に殺され、見事なまでにレグロス以外の生き残りは無し。
「運命の衝突」に繋がるので分かり切ってた結末ではありますが、ツラい…
レオやアストラも出身星が爆発してるので辛い境遇持ちのウルトラマンではあるんですが、記憶を失っている上に、親しくしてくれた人たちが(ほぼ)全員死んでしまったというのは歴代ウルトラマンの中でもかなり悲劇度はトップクラス。
「運命の衝突」でアストラに救出してもらえた時は、救出してもらえたことそのものより生死不明だったアストラが生きていたことの方がレグロスには嬉しかったんじゃないかなと思います。
改めて、この2本を見てレグロスのバックボーンが分かったことで、彼に対する親近感が間違いなく増しました。
まさに、制作陣の思惑通りに(苦笑)
あの星
ヴォルカンによれば、レグロスの出身星はあの星らしい。
レグロスの外見的特徴に近いウルトラマンたちが住んでる星といえばL77星なんですが、それだとわざわざ言葉を濁す必要もないし、そもそもこの間爆破されたばっかりなので、L77星では無さそうです。
既存のウルトラの星(M78星雲・光の国、U40、O-50、Z95星雲・ピカリの国、TOY1番星)にはピンと来るものもないので、おそらく我々の知らない未知の星なのでしょう。
アブソリューティアンの首魁と思われるあの御方なる正体不明の存在もいますが、両者の正体不明具合を考えるに、もしかするとレグロスとあの御方というのは同じ星の出身という設定なのかもしれませんね。
アブソリューティアンの首魁とレグロスが戦う宿命にあるとなれば、同じギャラファイシリーズ出身のキャラクターとしてまとまりが良いですし。
レグロスの出身星が判明するのは、はたして「ファーストミッション」か、はたまたギャラファイの新作か…
って、「ファーストミッション」はもうイベント限定上映されているから、そんな設定公開は無いか(苦笑)
レグロスはタイムトラベラー?
本作はアブソリューティアンが歴史に干渉して分岐した並行世界を描いた作品なので、本来の歴史のD60(「運命の衝突」の過去に存在するD60)が今どうなっているかは、実際のところ不明なんですよね。
本作ではディアボロがD60を侵略するようにマグマ侵略軍をけしかけたことになっているので、本来の歴史ではもしかすると侵略されることもなく、まだ健在だったりする…?
と思ったんですが、改めて「運命の衝突」を見直してみるとコスモ幻獣拳は伝説扱いされてしまっているし、レオやアストラたちも幻獣闘士たちとは久しく会っていないようなそぶりだったので、少なくともコスモ幻獣拳自体は途絶えてしまったと見て良さそうです。
アブソリューティアンが歴史に干渉しなかったとしても、コスモ幻獣拳は何らかの理由で消滅する運命だったってことなんでしょうね。
あくまでマスターアルーデからコスモバッファローを奪うためだけに、アブソリューティアンが歴史に干渉しただけで。
悲しい…
「運命の衝突」では過去から連れてこられたレグロスのことを、並行同位体のようなものと表現されているんですが、過去から連れてこられたレグロスが並行同位体なら、本来の歴史である現在にもレグロスがもう1人いるはずなんですよね。
まぁでも、わざわざ並行同位体のようなものって強調されているので、並行同位体そのものではないと考えることも出来ます。
アブソリューティアンに未来に連れ去られた時点で本来の歴史からレグロスの存在は消えてしまい、並行同位体というか単なるタイムトラベラーになったということなのかも。
うーん、今はまだ考察材料が少ないというか、如何様にも解釈できてしまうのでアレコレ考えてもしょうがなさそう。
つまり早いところ、ギャラファイの新作を作ってほしい!(笑)