第16話 怪特隊特務班
感想
怪獣特別対策隊
怪特隊特務班ならぬ、怪特隊ウタ班が結成されてから初めての回。
既存のウルトラシリーズでは、こういった防衛チーム的な組織はいずれも結成後の状態で物語が始まるのが常だったので、物語の途中で防衛チームが結成されるというのはかなり新鮮。
メンバーほぼ全員が軍事訓練などを受けていない一般人(ソラトは特殊)なので、怪獣とは戦わないチームなのもこれまた新鮮。
同じ円谷作品である「ミラーマン」の防衛チームSGMなんかは、最初は怪奇現象の調査をする科学者集団だったのが徐々に武装していって、最終的に秘密基地と戦闘機を所有して怪獣と直接戦うゴリゴリの武装組織になったりしたんですが、さすがに令和のこの時代に怪特隊がSGMと同じ道を歩むことはなさそう(笑)
怪特隊ってチーム名もいいですよね。初代の科特隊をもじりつつ、より怪獣に特化した名前って感じで。
調査端末であるKモニターも、「ウルトラマンコスモス」のラウンダーショットを彷彿とさせる雰囲気で、一応銃みたいに使えるところも往年の防衛チームのハンドガン的雰囲気で良き。
ライトビートルだけは、ちょっとデザイン的にも合成のクオリティ的にもちょっと…って感じでしたが(苦笑)
デザインだけでもジェットビートルにもう少し寄せてもらえてたらよかったのになぁ。
キングアリゲトータス
今回の登場怪獣は、深海怪獣キングアリゲトータス。
アリゲトータスというのは、「ウルトラQ」で初登場したピーターという怪獣の学名でした。昭和のウルトラ怪獣には、学名を持つものがちょこちょこいたんですよね。ゴメスやリトラ、ちょっと経緯は違いますがキングストロンとか。
今回はアリゲトータスの上位種らしいということでアユ姉が勝手にキングアリゲトータスって名付けてましたが、学名に勝手にキングとか付けていいんだろうか?(笑)
キングアリゲトータスの着ぐるみは、おそらく「超ウルトラ8兄弟」から使われ続けてきたキングゲスラの改造。
「ウルトラマン」に登場したゲスラの着ぐるみがピーター(アリゲトータス)の改造だったことを踏まえると、なかなか粋な関係になってますよね。キングゲスラとキングアリゲトータス。
次回、特別総集編
次回は、特別総集編2回目。
ここ数年恒例になってしまったので今さらですが、月一で総集編はやりすぎだよなぁと思うところ。


