第18話 バロッサの家
感想
昭和ウルトラファンにっこり
今回は、「ウルトラマンZ」で初登場して以降ニュージェネの定番宇宙人になったと言えるバロッサ星人の再登場回。
さらに、久しぶりの田口監督の担当回でした。まるで実家のような安心感。
田口監督だからというわけではないでしょうが、バロッサ星人の持ち出してくる小物が相変わらず過去のウルトラシリーズに登場していた怪獣や宇宙人ゆかりの品ばかりで、それを見ているだけでも実に面白かった。
田口監督がメイン監督だった「ウルトラマンX」に出演されていた百川晴香さんも、バロッサ星人ギルダ役で出演。約10年ぶりのウルトラシリーズ出演で、我々シリーズファンもにっこり。10年経っても全然雰囲気が変わっていなくて、まるでタイムスリップしてきたみたいでしたな。
にしても、あの「ウルトラマンX」が10周年…
思えば遠くへ来たもんだ。
バロッサ星人
今回はお馴染みバロッサ星人が登場。サブタイの通り、兄、妹、母の家族3人で出てくる盛り沢山っぷり。
一族総出で海賊をやってる宇宙人にしては、お母さんがずいぶんしっかりしてたな。
兄のザーゴンが5代目、妹のギルダが6代目という扱いなのに、母は7代目扱いではないのは何故なのか(笑)
バロッサ星人らしく過去作由来の盗品?も多数登場し、セリフで触れられている主な物だけでも
- ダダの縮小光線銃(ミクロ化器)
- ザラブ星人の翻訳機
- ヒッポリト星人のヒッポリトタール
- シャプレー星人のシャプレーメタル
- モルフォ蝶の鱗粉
- オニオンの金棒
- ペロリンガ星人の円盤
- ブルトンが生まれる赤と青の隕石
- マンダリン草饅頭
等々。どれも過去のウルトラシリーズを知っているほど楽しくなれる品々ばかり。
こういう感じで過去作のネタがこれでもかと盛り込まれるのはシリーズファンとしてはやはり楽しいですな。来年はシリーズ60周年、「メビウス」20周年の記念の年でもありますし、こういった過去作のネタ全開の作風で新作を作ってくれないかなーと思ったりするところです。
ちなみにバロッサ星人(母)を演じていた榊原良子さんは、「ウルトラマンG」でヒロインのジーン・エコーの声を担当されており、ウルトラゆかりの役者さんなのでした。
次回、ゲネガーグっぽいやつ登場
次回は、打って変わって子供ゲストがメインになる話になるようで、これはこれでウルトラらしい回が見られそうな予感。
怪獣は、一応新規のやつだけど体型なんかはゲネガーグにそっくりなやつが登場。

