第11話「エスケープ」
感想
ゲント隊長とブレーザーの意思
登場怪獣は異なりますが、お話的には前回の続き。
デマーガ親子を倒さず、防衛隊の攻撃を妨害したことで防衛隊からもSKaRDからも警戒されることになってしまったブレーザー。
既存のウルトラシリーズでは、変身者とウルトラマンはしっかりとコミュニケーションを取っているか、もしくは完全に同一の意思を持っているかであることがほとんどなので、ブレーザーみたいに一体化はしているものの言語でコミュニケーションはしないウルトラマンは非常に珍しい存在です。
今回、ゲバルガのEMP攻撃からアンリに退避を促したり、ブレーザー変身時に右手の動きを止めようとしたりした左手側の動きは、どうやらブレーザーの意思だったことが判明。
そうなると、前回デマーガにトドメを刺そうしたのはゲント隊長の意思だったということになるので、前回も今回も、非常に好戦的なゲント隊長をブレーザーが抑えているということになります。
ただ、これまでに描かれてきたゲント隊長の人となりと、変身時の野性的なブレーザーの動きは全くリンクしてないので、単純にこれまでのブレーザーが全てゲント隊長の意思で動いていたということではないはず。
この両者の関係が一体どうなっていて、今後どのように変化していくのか、ますます気になるようになってきました。
ベビーデマーガ
今回の敵は宇宙電磁怪獣ゲバルガ。
隕石が怪獣に変わるということで、なんとなく「ウルトラマンガイア」のレザイトを思い出してたんですが、ラストシーンでEMPによって大地を覆っていくところはアンチマターっぽかったですね。
どっちも「ガイア」に登場した、隕石が変化する怪獣なんですが、なんとなく制作陣も両者のイメージを投影してゲバルガを作ってるような感じがします。
いや、単に筆者がニュージェネガイアの幻影を追いかけてるだけでしょうか(笑)
球体状から変形してヒトデっぽい形の怪獣になるところは、「ウルトラマンダイナ」のマリキュラにも似てますね。
川野太郎さん
地球防衛隊日本支部司令官 源川稔役で、川野太郎さんが出演。
川野さんといえば、やはり「ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT」での隊長役でウルトラファンにはお馴染み。
ウルトラではその1作にしか出演されてないはずなんですが、まさか20年以上ぶりにウルトラへの再出演となるとは…
やっぱりこういうご縁って嬉しいですよね。
役柄としては、正反対なキャラクターみたいですが(苦笑)
次回、チルソナイトソード!
次回、ついにニュージェネらしいパワーアップであるチルソナイトソードが登場!
個人的には、いわゆるニュージェネらしい玩具販促には食傷気味だった面もありますが、やっぱなんだかんだで無くなると寂しかったので、こうしてニュージェネらしい武器出て来てくれて嬉しかったり(笑)