第1話 救世主ナンバーワン!
感想
50周年アニバーサリー!
本日、スーパー戦隊シリーズ50周年記念作品「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」の放送が始まりました!
放送開始までにさんざん言われている通り、これまでとは異なるタイミング(49作目で50周年)でのアニバーサリー作品となりますが、東映さんやバンダイさんにもいろいろ思惑があってのことだと思いますので、我々ファンはお出しされたものを粛々と受け取るのみです(笑)
私事になりますが、一時期ブログを書くのをお休みしていた筆者がブログを再開したのは、「ゴーカイジャー」のレジェンド大戦に衝撃を受けたからでした。
あれから14年経って、これまた凄いアニバーサリー作品が始まり、それをネタに今でもブログを書いてるわけですから、思えば遠いところまで来たものです。
っていうか、14年も週一でブログ書き続けるのは暇人(ry
厄災に立ち向かった戦隊ロボたち
戦隊ファンとしては見どころのたくさんあった第1話でしたが、その中でも大注目だったのはやはり冒頭のユニバース大戦!(なのかなコレ?)
厄災に立ち向かっていく歴代の戦隊ロボたち!
ちゃんと動いていたロボがかなり多かった上、こういう時にあまり登場させてもらえない2号ロボなんかも登場していて、まさに戦隊ロボの総力結集という雰囲気でよかったですね。
巨大な厄災?を前に立ち向かうカットでは、数も多くて壮観でした。ちなみに画面左から、以下のように並んでいました。
- トッキュウオー
- マジキング
- バイオロボ
- キングエクスプレスザビューン
- シンケンオー
- デカレンジャーロボ
- キングオージャー
- ツーカイオーカッタナー
- 豪獣神
- (ルパンカイザーの前に何かいるけど見えない。ブンブンジャーロボ?)
- ルパンカイザー
- ダイデンジン
- バイソンキング
- ゼンカイオージュラガオーン
- 虎龍攻神
- ガオキング
- 大獣神
ダイデンジンとバイオロボの着ぐるみは、「ゼンカイジャー」の7、8話にも登場していましたが、あれからきちんと保管されていたようです。
このカットに映っていないものでは、シュリケンジン、キシリュウオースリーナイツ、キシリュウネプチューン、天雷旋風神、ゼンカイジュウオーなんかの姿も。
旋風神は、「199ヒーロー大決戦」の時も動かせる着ぐるみがなくて、写真と既存映像の流用のみの登場だったので、動かない状態とはいえ実物の着ぐるみが登場したのは嬉しい限りですね。
ゼンカイオーは、後のテガソード中心のカットにゼンカイオーブルマジーンもいるので、ゼンカイオー2体とゼンカイジュウオー、ツーカイオーがこの戦いに参戦していることに。ってことは、ゼンカイオーとツーカイオーにはパイロット乗ってないってこと?(笑)
テガソードに最後のパワーを託すのは、キシリュウオースリーナイツ、ガオキング、シンケンオー、バイオロボ、ブンブンジャーロボという面々。キシリュウオーとシンケンオーは放送年の末尾が9年、バイオロボとブンブンジャーロボは放送年の末尾が4年という繋がりはあるけど、ぶっちゃけよく分からんチョイス。
レジェンド大戦での182人のヒーローの登場は圧巻の一言でしたが、撮影場所が限られるロボ戦をこれだけの規模で描いたユニバース大戦にも、同じくらいの衝撃を受けました。
レジェンド大戦のように、映画でさらにボリュームアップしたユニバース大戦を描いてもらえることに期待ですな。それこそ、大神龍を出しちゃったりとか(笑)
その他のカットでの登場ロボについては、下記の記事で解説していますので良ければご一読のほどを!
大也のそっくりさん!?
第1話では(次回以降も?)、前作「ブンブンジャー」で範道大也を演じていた井内悠陽さんが、遠野吠のバイト仲間としてシークレットゲストで登場!
なるほど、そういうのもあるのか(井之頭五郎の画像省略)
近年でも、五色田介人の駒木根葵汰さんが「ゼンカイジャー」「ドンブラザーズ」と別役で2年連続出演されていましたし、昭和の時代には、前年にヒーローを演じていた役者さんが別役でゲスト出演するってことはちょくちょくありましたが、こういう出演の仕方はそこまで珍しいわけでもないのですが…
凄いのは、井内悠陽さんがクワガタオージャーに変身したということ! なんで!!?
先輩ヒーローを演じた役者さんをキャスティングしておきながら、あえて別のヒーローに変身させるという狂気。それが東映のやり方かぁー!!(懐かしのおかずクラブ)
本作に登場する歴代レッドがどういう存在なのか、放送前の段階では謎に包まれていましたが、どうやらその回その回でのゲストが変身するものということらしい。
歴代レッドに変身するゲストを、全て過去作品でヒーローを演じた役者さんで占めるのか、過去作品に全然関係のない役者さんにもやってもらうのか、今の段階ではさっぱり分かりませんが、何はともあれ誰がどのレッドに変身するのかこれから要注目ですな。
履歴書の小ネタ
戦隊ファンには自明の理ですが、吠の書いた履歴書の職歴には過去作品のネタが詰まっています。
以下、重要な部分のみ列記します。
- スナックドン大岩熊野店
- 滝沢シティガード
- 和菓子屋 芋小
- GAME ルルピプチ伊達店
- 中華料理 五亮閣
- 回転寿司ゴールド梅盛店
- SHINOBIクレープ
- ガブリボーイ戸鈴店
- ヒグマ宅配便
これらは全て、過去作品に登場した店名のもじりやキャラ名の引用になっています。
店名 | 登場作品 | 解説 |
---|---|---|
スナックドン大岩熊野店 | 秘密戦隊ゴレンジャー | ・スナックゴン(ゴレンジャーの拠点) ・大岩大太=キレンジャー ・熊野大五郎=二代目キレンジャー |
滝沢シティガード | 未来戦隊タイムレンジャー | ・シティガーディアンズ(直人の所属組織) ・滝沢直人=タイムファイヤー |
和菓子屋 芋小 | 激走戦隊カーレンジャー | ・芋長(ボーゾックが巨大化できる芋羊羹を売っている) |
GAME ルルピプチ伊達店 | 電磁戦隊メガレンジャー | ・リリパピタ(健太の行きつけのゲーセン) ・伊達健太=メガレッド |
中華料理 五亮閣 | 五星戦隊ダイレンジャー | ・山海閣(亮の勤務先) ・亮=リュウレンジャー |
回転寿司ゴールド梅盛店 | 侍戦隊シンケンジャー | ・ゴールド寿司(源太の寿司屋台) ・梅盛源太=シンケンゴールド |
SHINOBIクレープ | 忍者戦隊カクレンジャー | ・カクレンジャーの普段の仕事がクレープ屋 |
ガブリボーイ戸鈴店 | 獣電戦隊キョウリュウジャー | ・TIGER BOY(アミィのバイト先) ・戸鈴=トリン=キョウリュウシルバー |
ヒグマ宅配便 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ | ・シロクマ宅配便(タロウの勤務先) |
さらに言うと、「キョウリュウジャー」のTIGER BOYは「ジュウレンジャー」のタイガーレンジャー=ボーイにちなんでいる(と思われる)ので、ネタが二重三重に入り組むことに。
戦隊シリーズの歴史の奥深さが感じられる一幕です。
ちなみにこの履歴書の元ネタになっている店名、「ゴーカイジャー」4話に登場する戦隊だらけのビルとチョイスがほぼ被っています。
もしも、制作陣が「ゴーカイジャー」4話までも踏まえた上でこの履歴書を作成していたのだとしたら…
一番の戦隊オタクは、東映の制作陣ってことだ…(それはそう)
![](https://masaki-bouken.com/wp-content/uploads/imgs/7/d/7dbe332e.jpg)
ナンバーワンになれ
テガソードが吠に見せたレッド同士の戦いのビジョンに登場した、歴代レッドは以下の通り。
・ティラノレンジャー ・アバレッド ・キョウリュウレッド | 恐竜の戦隊つながり |
・ゴーオンレッド ・トッキュウ1号 ・ブンレッド | 「ブンブンジャー」にゲスト出演つながり(可哀想なゴーカイブルー) |
・レッドホーク ・ジュウオウイーグル | 飛行能力を持つレッドつながり |
・ニンジャレッド ・ハリケンレッド ・アカニンジャー | 忍者の戦隊つながり |
おおむね、モチーフが同じ戦隊同士で戦っています。
あえて動物の戦隊つながりではなく、飛行能力つながりで戦うジュウオウイーグルとレッドホークの組み合わせが渋いチョイスでいいですね。バルイーグルとレッドファルコンとガオレッドは飛べないですからね。
着ぐるみロボ戦
第1話では、吠の乗るテガソードレッドと、ファイヤキャンドルの乗るキングキャンドラーとの超アクロバティックな戦いが勃発!
近年の着ぐるみ特撮では、アクロバティックな戦いのシーンとなるとどうしてもCGキャラクター同士の対決という映像になってしまいがちなので、そこをあえて時代に逆行するかのように、着ぐるみキャラクター同士が戦う映像にこだわったのは本当に素晴らしい。
ロボの着ぐるみで回し蹴りを繰り出し、炎の剣は実際に燃やし、火炎放射も実際に炎を噴射し、ビルのミニチュアもぶっ壊す。
これこそ、戦隊以外の作品も含め巨大ロボ特撮を50年以上撮り続けてきた東映の意地。
しかと見届けさせてもらいましたよ。
でもこれ、あと49話くらい持続できるかな…(たぶん無理)
次回、ブン捕れ!?
次回は、ゴジュウレオンとゴジュウティラノも登場し、ナンバーワンバトルはより過激に。
ゴジュウレオンがブンレッドに変身しているということは、ブンレッドのセンタイリングの元々の持ち主はもう倒されちゃったんだろうか?
映像に出る前に退場とは、ちょっと可哀想。
気になるのは、次回のサブタイトルに「ブン」の二文字が入っていること。
これはおそらく「ブンブンジャー」の「ブン」。第1話サブタイトルの「ナンバーワン」は「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」の「ナンバーワン」なわけで、ということは本作のサブタイトルには、歴代50のスーパー戦隊のタイトルが1つずつ入っていくという形になるのでは?
戦隊の放送話数はだいたい50話前後になりますからね。
最終回は、「さらば、ゴ人のナンバーワン」とか。
「デンジマン」と「ゴーグルファイブ」あたりを入れたサブタイトルを考えるのが大変そう(笑)
というわけで、実にアニバーサリー作品らしく始まった「ゴジュウジャー」、次回も引き続き楽しみですな!!