第20話 微笑む天使、笑えぬ真実
感想
笑えない真実ジョークだ
今回で「仮面ライダーガッチャード」は20話台に突入。ついこの間始まったような気がしますが、気付けばもう少しで折り返しのタイミング。半分くらいは終わったことになるんですねぇ。
スケジュールの都合か、今回はお母さん役の南野陽子さんの出番はなし。
ストーリー的には高校の部活の同窓会に行っている設定になっていますが、その部活というのがヨーヨー研究会。
元々キッチンいちのせのセット内には小道具でヨーヨーが置いてあって、「スケバン刑事」へのオマージュ自体はこれが初めてではないのですが、いよいよ本格的にイジり始めたなという感じ(笑)
ご丁寧に、宝太郎のセリフの後ろで「スケバン刑事」のヨーヨーを投げるSEが流れている芸コマさ。
SEは当時のものを流用したのか、それっぽい音を新しく作ったのかは分かりませんが、当時の曲にかなり似てました。
「スケバン刑事II」に限らず、初代も「III」も全部面白いので、未見の方はぜひ見てみて下さいね。
という前置きは置いておいて、今回と次回はスパナ、仮面ライダーになる編。
そう簡単に仮面ライダーになられては困るというのは分かるのですが、それにしたってスパナをツラい目に遭わせすぎでは…と思わざるを得ないお話でした(苦笑)
スパナの両親は10年前にグリオンに殺されていたものの、スパナはその記憶を鏡花さんに消されて育てられてきた。そして今、グリオンに改めて両親を目の前で再び殺され、おまけに消されていた記憶も思い出す。
って、制作陣には人の心がないんか…?
しかも、後輩が2人も仮面ライダーになったせいでちょうど燻っていたところに、裏切ったミナト先生に変身能力を奪われて戦うことも出来ず、後輩2人や裏切ったミナト先生に無様にも助けを求めた上で、結局両親を殺されるという。
仮面ライダーになるというお話のために、ここまでどん底に落とされたキャラクターってのもそういないでしょうなぁ。
そしてまさかのマルガム化。
マルガムに変身する際の演出が、ヴァルバラドに一旦変身してからマルガム素体に仮面を剥ぎ取られるというものなのが、仮面ライダーシリーズならではの闇堕ち演出になっていて素晴らしい。
惜しむらくは、ウィールマルガムの素体が持ってる仮面が、ヴァルバラドの顔そのものじゃないのが残念ポイントか(苦笑)
次回、仮面ライダーになる際は、外した仮面を再度つけ直す演出になったりするのかな?
今回の話でスパナのことがかなり好きになったので、次回どのようにして立ち直るのかが今から楽しみです。
スパナ回だったので他のキャラの出番は添え物程度でしたが、初めてダブル変身を見せた後輩2人の変身シーンは素直に格好よかったですな。
男女2人だけでダブル変身するシーンはシリーズでもかなり珍しいですから、とても新鮮です。
次回、仮面ライダーヴァルバラド!
次回、はたしてスパナはどのようにして正義の戦士に生まれ変わるのか!?
どうでもいいことだけど、頭についてる六角形の、それスパナっていうかボルトだし、なんならマイナスねじでは…?