バクアゲ43 豪快なハンドル
感想
ゴーカイブルー!!
皆さん、明けましておめでとうございます!
ウルトラファンにとっては昨日が2025年の始まりでしたが、東映特撮ファンにとってはその翌日の日曜日からが2025年の始まり。
そんな新年1発目の今回は、ゴーカイジャー登場の回!
大方の予想はゴーカイレッドか、ゴーカイジャーの力を使うゴジュウウルフが登場するだろうというものでしたが、実際に登場したのはまさかのゴーカイブルー=ジョー・ギブケン!
しかもきちんと山田裕貴さんご本人がジョーを演じ、変身(の直前まで)シーンから変身解除後のシーンまであるサービスっぷり。超売れっ子俳優なのに、今でもゴーカイジャーを大切にしてくださって本当にありがとうございます…(合掌)
戦闘シーンでは、ゴーカイブルーお馴染みの左手を後ろに回しつつサーベル1本で戦う戦闘スタイルや、レッドと背中合わせに立つシーンなど、「ゴーカイジャー」当時からの戦隊ファンには嬉しい演出があって、感無量。
さらには、ゴーカイジャーと言えば?な能力であるゴーカイチェンジももちろん披露。しかも今回シャーシロが裏切ったことで不在になってしまっているブンブルーにチェンジするというのが粋な展開です。
注目すべきは、ブンブンチェンジャーを勝手にレンジャーキーに変化させてしまったところ。
これまでの映像作品中では、先輩(後輩)戦隊ヒーローが自らの変身能力をレンジャーキーに変換することはありましたが、ゴーカイジャー側が勝手にレンジャーキーを作ってしまったことはありません。
「ジュウオウジャー」で6人全員が地球に帰ってきた時も、鎧がわざわざ先輩後輩に頼み込んでキーを回収しに行ってましたし。
いくら地球を守ってくれた偉大な先輩とはいえ、他の戦隊の力を勝手にレンジャーキーに出来てしまってはあまりにも無法すぎる…
まぁこれも海賊らしいといえばらしいのか…
ちなみにジョーさん、ブンブルーにチェンジしてブンブンチェンジアックスのロッドモードをいつものごとく二刀流してましたが、名前から分かる通り、それ剣じゃなくて棒です…(笑)
キーの話ではもう一つ。
バクアゲハンドリングドライブと共に放たれたゴーカイブルーの必殺技。「ゴーカイジャー」本編でもよく見られた、ゴーカイサーベルとゴーカイガンで双方のシリンダーを押し込むという動作でしたが、よく見るとサーベルの方にはキーが差さっておらず、技を放ったのはガンの方のみ。
今回は鎧不在でジョー単独での地球来訪だったと思われるので、先輩後輩からキーを借りる暇がなく、ゴーカイブルーのキー1本のみしか所持していなかったということなのでしょう。
「ゴーカイジャー」の設定面を熟知した、かなり芸コマな演出でした。
よくよく考えると、直前まで使ってたはずのブンブルーのキーを持ってるのでキーは2本あるはずですが、使わなかったのは後輩の尊重してのことでしょうかね。
ジョーが地球に来た目的は、ニコーラのペンダントを大也に届けるため。
玄蕃のブンブンジャー復帰のきっかけになったトッキュウ6号(と1号)といい、先輩ヒーローの客演がただの賑やかしではなく、きちんと縦線のストーリーに絡んでるのがいいですよね。
でもこうなると、本当にたまたま助けに来てくれただけのゴーオンレッドが浮いている(笑)
まぁ、そういうところがゴーオンジャーらしいとも言えますが。
調さん宇宙人説
今回、どうやら調さんはゴーカイジャーのことを知らないようでした。
いくら10年以上前のこととはいえ、強大な宇宙帝国から地球を守ってくれたゴーカイジャーのことを、名前すら知らない地球人がいるのはおかしい…
(現場で遭遇している5人も知らないようでしたが、そちらは名前はともかく変身後の具体的な姿を知らなかったとすれば説明はつく)
もしかすると調さんは、玄蕃と同じように地球に移住した宇宙人なのかも。
ゴーカイジャーが地球を守った後に移住してきたのだとすれば、その存在を詳しくは認知していないのもおかしい話ではないし、もしかすると、ザンギャックの支配すら届かない超ド辺境の星から来たのかもしれない。
細武調って地球人離れした名前も、玄蕃と同じように偽名だと考えればおかしくないし…
どう見てもロボにしか見えないブンブンに惚れているのも、宇宙人ならではの感性(ブンブンや玄蕃がべろーらーが好きなのと同じ方向性)と考えれば、やっぱりおかしくないし…
調さん宇宙人説を補強する証拠が揃いすぎている…(?)
ビュンビュンマッハーロボ ゴーカイカスタム?
前回の予告で登場していたゴーカイオー。「テン・ゴーカイジャー」でゴーカイガレオンは沈んでしまっているので、どのように登場するのか注目されていましたが…
まさかの、ゴーカイガレオンキーの力でビュンビュンマッハーロボが姿を変えられたものだったというオチ!
DXROBO UNIVERSEの販促としてこれ以上ないものではあるし、「テン・ゴーカイジャー」の内容もないがしろにしない素晴らしい展開だと思うのですが、ビュンディー本来の部分がフレームしか残ってないって、ビュンディーの存在意義とはいったい何なのか(笑)
ゴーオンカスタムの時は、フレームすら残さずに頭部と胸部をスピードルに乗っ取られているし、ビュンディーっていったいどんな生き物なんだよ…
まぁそんなツッコミは入れつつも、「テン・ゴーカイジャー」の展開は尊重しつつ、ゴーカイジャーが主役ではない作品で勝手にゴーカイガレオンを復活させるわけにはいかないという制作陣の配慮を感じさせる今回の展開には、本当に頭が下がる思いです。
この勢いで、次作の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」も、先輩の客演に力を入れてほしいですね。
次回、悲鳴が人の幸せを作る
ゴーカイブルーの凱旋でバクアゲだったのも束の間、次回からは早速ピンチに陥るブンブンジャー。
金持ちであることがウリだった大也が資産を全部没収されてしまうなんて、いったいどうなるんだ…(?)