バクアゲ12 爆上エンジン
感想
マッハ全開!
30分前の「ガッチャード」が大変なことになっている頃、こちらは先輩ヒーローの登場で別の意味で大変なことになっているのでした。
ってなわけで今回は「炎神戦隊ゴーオンジャー」のゴーオンレッド登場回。
レッドのみのゲスト出演ではありましたが、非常に素晴らしいコラボ回になってましたね。
まずは、炎神スピードルが登場。声はもちろん浪川大輔さん。
やっぱりゴーオンジャーと炎神はセットで出てもらわないとですよね。
予告の段階ではゴーオンレッドは変身後のみの出番かと思っていましたが、江角走輔=古原靖久さんもガッツリと登場。やっぱりオリジナルキャストに変身してもらえるとありがたみが違います。
まさかの赤髪には驚きましたが、よくよく考えれば現役時代の走輔の髪もほとんどオレンジみたいな色だったので、ある意味変わってないと言えば変わってない。
さすがに現役時代から16年も経ったからか、これまでの作品での客演に比べると、ちょっと落ち着きが出てた感じでしたが(笑)
変身後のゴーオンレッドは、当時と同じく福沢博文さんが担当。
「ゴーカイジャー」以降はアクション監督になられて久しいですが、「テン・ゴーカイジャー」といいここぞというタイミングではかつて演じた戦隊レッドを再び演じていただけるのが嬉しい限りです。
今回のゴーオンレッドの新撮名乗りシーンでは、一部背後が爆発するカット等は「ゴーオンジャー」放送当時の映像の流用でしたが、16年経ってるのに体型が全く変わってないのが凄い。
さすがレジェンドスーツアクターだぜ…
エンジンオー!
巨大戦ではスピードルだけではなく、まさかのエンジンオーも登場。
バスオン(江川央生さん)、ベアールV(井上美紀さん)もオリジナルボイスで参戦でめっちゃ豪華だぜ…
どうせなら変身後のみでいいからゴーオンブルーとゴーオンイエローも乗っててほしかったな。
エンジンオーのスーツはどうやら残ってないようで、合体バンクや必殺技バンク等を除いて着ぐるみは一切登場せず。新撮部分は全てCGになっていました。
「キングオージャー」に登場したキョウリュウジンも、ほぼ同様の処理となっていましたね。
着ぐるみが残っていないのはファンとしては寂しいですが、それはそれとしてCGモデルさえあれば、一部のバンク映像を流用することで過去の戦隊ロボも新たな活躍を描くことが出来るということが当たり前になってきたことは非常に嬉しい。
今後も先輩ヒーローの客演はこの形で、オリジナルキャストの変身&ロボ戦ありでどんどん続けてほしいですな。
ロボ戦の新撮でネックになるのは、ある程度の期間残っている可能性のある着ぐるみより、放送終了後には間違いなく解体されてしまうコックピットのセットだと思うんですが、今回は放送当時の映像を流用することで全く違和感のないロボ戦になっていました。
ちょうどいい過去映像を全50話の中から探してきた、スタッフさんの苦労がしのばれます(笑)
世界観の話
余談ですが、現在のスーパー戦隊シリーズの世界観に対する解釈は、大きく分けると2つあります。
①「ゴーカイジャー」等に代表される、全ての戦隊は同じ世界での出来事(キュウレンジャー除く)というもの。
②「ゼンカイジャー」に端を発する、全ての戦隊は別々の並行世界での出来事というもの。
今回の走輔のセリフから察するに、ブンブンジャーが今いる世界はヒューマンワールド=ゴーオンジャーがかつて戦っていた世界のようなので、今回のお話は①という前提で作られているようです。
マッハルコン(「ゴーカイジャー」で登場したスピードルとベアールVの子供)の名前も出ていたので、やっぱり全ての戦隊は同じ世界での出来事(キュウレンジャー除く)と考えた方が自然ですね。
まぁ、東映の制作陣がそこまでシリーズ全体の世界観をキッチリと固めていないので、何が正解とかはないのですが(笑)
今後、ゴーオンジャーだけでなく別の戦隊がまたゲストで来るようなことがあれば、世界観の(勝手な)考察が面白くなりそうですね。
次回、ブンブンサファリ&偽ブンブンジャーロボ?登場
次回は玄蕃のメイン回。
新ブンブンカーのブンブンサファリ登場。見た目がネコマルっぽいので、カクレンジャーとのコラボ回が来た時に使ってほしい(あるかは知らん)
あと偽ブンブンジャーロボっぽいロボも登場。
普通だったら深刻そうな回になりそうですが、乗ってるのがハシリヤンなので安心だ(笑)