第9話「ニセモノのブルース」
今回は定番の偽物回ですが、いつもとはちょっと毛色が違う感じ。
「宇宙指令M774、ババルウ星人！」
今回の「サブタイを探せ」は、ウルトラQ21話の「宇宙指令M774」。
よくこんなサブタイをセリフに入れられたな(笑)
《顔でも洗って、反省しなさい》
キャップの代わりになる人工知能。
このセリフはどうやら、セーラーマーキュリーの「水でもかぶって反省しなさい！」のパロディらしい。
キャップがちょっと前に、セーラームーンのミュージカルでセーラーマーキュリーだったから？(笑)
ジェッタの眼前で人間に化けるババルウ星人ババリュー。
どう見てもババルウとしての姿を見られていたと思うのだが、それでもオーブだと疑わないジェッタの純真さ(苦笑)
とっさに名乗った名前が「馬場竜次」って、ブルーバスター感が凄い(笑)
ババリューを演じている中村龍介さんは、鎧武外伝でブラックバロンも演じていたらしいのですが、まだ鎧武外伝見てません。
Blu-ray買ったのに(笑)
ジェッタの父親役で、平成セブンのカザモリ隊員役でお馴染みの山崎勝之さんが出演。
まさかまたウルトラに出られるとは思ってなかったので、驚きです。
惜しむらくは、セブンに変身しなかったこと(苦笑)
ウルトラ念力みたいなエフェクトで変身する竜次さん。
人間とオーブの絆を断ち切るためにやってきたババリューが、子供たちと絆を育み、子供たちの声援を受けながら戦う姿には、目頭が熱くなりましたね。
お願い、死なないでジャグラー！
あんたが今ここで倒れたら、ノストラさんやガイとの約束はどうなっちゃうの？
カードはまだ残ってる。ここを耐えれば、オーブに勝てるんだから！
次回「ジャグラー死す！」
デュエルスタンバイ！
コメント
今回はガイ＝オーブは脇役であり、主役は馬場竜次＝ババリューとジェッタでしたね。いや～感動しましたよ。定番の偽物回のはずなのに、ここまで感動させられるとは…。巷では「偽物回の革命」などと呼ばれているらしい今回がいかに名作であったか、見返すたびにわかりますね。馬場竜次役の中村龍介氏、鎧武外伝のシュラ＝ブラックバロン役の時は印象深い悪役ぶりでしたが、今回は子供達に見せる笑顔が印象的な、近所にいそうな気さくな兄ちゃん的な姿が素晴らしかったです。山崎勝之氏の久々の出演も驚きましたね。でも説得力は抜群でした。
ババリューが変身した偽物のオーブ、確かに本物とは全く違い、しかも弱いのですが、それでも懸命にケルビムに立ち向かって行く姿はまさにヒーローでした。暗黒星人だった彼が、その呪縛から逃れられたんですね（涙）。彼にはまたいつか登場してもらいたいですね。