第15話 守る者たち
感想
俺は俺の出来ることをやる
ゾヴァラス回後編。
ソラトの失われていた過去が少しだけ垣間見えたり、ソラトが戦う理由を改めて明確にしたり、ヴァルジェネスを取り戻したり、メインキャラ3人が怪特隊のメンバーになったりと、ストーリー中盤の山場という感じの回でございました。
特に、ソラトがこれまで出会ってきたゲストキャラたちのことを振り返り、戦う気持ちを新たにするのは良いシーンでした。
明らかに善人っぽい人たちはともかく、迷惑系配信者や金儲け至上主義の経営者まで分け隔てなくなく守ろうとするソラトの精神性はまさにこれこそウルトラマンといった感じ。これまで様々なヒーローがこの世界に創出されてきましたが、ここまで善性の塊と言えるヒーローはウルトラマンくらいなもんですからね。
過去の記憶を失っていてもソラトがああいう思いで戦いが出来るのが、彼が根っからのウルトラマンであることの証なんだと思います。
記憶を取り戻したら人格が全然変わっちゃう記憶喪失キャラなんかもいたりしますが、ソラトは記憶が戻ってもこのまんまでいてほしいな…
コウセイの見立てでは、ソラトは昔から地球を守ってきたんじゃないか?とのことでした。
この世界の地球に怪獣が出るようになったのはごく最近のことなので、もしコウセイの見立てが正しいなら、ソラトは地球に侵入しようとする外敵をひたすら宇宙で倒したり、地球産の怪獣も人知れずに倒し続けてきたことになります。
宇宙からの侵略者を地球人に観測されないように宇宙で倒すのはともかく、地球産の怪獣を人知れず倒すのは難しそうかな…(苦笑)
ただまぁ、記憶を失う前からゾヴァラスとは戦っていたっぽい辺り、宇宙からの侵略者を倒してたのは間違いないっぽいです。
はたして、コウセイの見立ては合っているのでしょうか?
ヴァルジェネスアーマー!
コウセイの体を張った頑張りで無事にヴァルジェネスを取り戻し、誕生したヴァルジェネスアーマー!
これまでの2つのアーマーと違い、両肩が張ったデザインなのでより強く見えていいですよね。最強形態の専用武器が槍(矛?)なのも目新しさがあっていいですし。
今回は特に能力的な面ではこれといった活躍はなかったので、次回以降の回で既存の2つのアーマーと何が違うのかを描いてくれることに期待です。
それにしても、ヴァルジェネスを取り戻すためとはいえ、怪獣の背に乗って数千mくらいジャンプした後に、自由落下しながら別の怪獣のテレキネシスでぶっ飛ばしてもらって、空をマッハで飛ぶ怪獣の背に飛び乗るって、コウセイの体の張り方メチャメチャすぎて草。
陸上部のフィジカルってこんなに凄いんですか?(笑)
次回、怪特隊の初任務
次回は、メインキャラ3人が怪特隊になってから初めての回。
登場怪獣はキングアリゲトータス。着ぐるみはおそらくキングゲスラの改造。キングゲスラ、「超8兄弟」から約17年、お疲れ様でした…
最終的には、小さくなってピーターと名付けられるオチか?