第14話「もっふんといっしょ」
感想
イシャバーナの国民が一丸となって作った優しさの結晶
今回はヒメノとジェラミーのコンビ回。
異色な作風の本作ですが、追加戦士登場後に初期メンバーとのコンビ回を順番にやるっていうシリーズ定番の行事だけはきちんと踏襲してるのが逆に面白い。
ジェラミーが神の怒りの犯人だと決めつけるヒメノに対し、事件当時は1年間寝ていたため神の怒りの詳細を知らないジェラミーがきちんと説明をしなかったことによるディスコミュニケーションを描いた今回。
自分の非礼を知ったらきちんと詫びることが出来るジェラミーは、意外といい奴ではあるみたい。
「ジェラミーが神の怒りの犯人では?」という話題はもう少し引っ張るかと思ってたんですが、今回であっさりと犯人ではないことが確定してしまったのは意外。
ギン爺さんの話とか神の怒りの話とか、こんなにあっさりと回収していったらジェラミーの存在理由が加速度的に希薄化してしまいそうで心配。
まぁ、一視聴者の筆者がいちいち心配することではないんですが(笑)
「もっふんといっしょ」は、幼くして王に即位することになってしまったヒメノを支えるために作られたアニメであることが判明する流れは、ベタながらよかった。
この1話限りのネタではなくて、まずOPに登場し、リタがめちゃめちゃ推しているコンテンツであり、イシャバーナ製のアニメであり…
といった情報が徐々に徐々に明かされていった、伏線張りに制作陣が相当力を入れていたことが分かるネタだったので、視聴者にウケて本当によかったと思います(何目線?)
ただ、改めて本物の「もっふんといっしょ」を見ることが出来てしまった結果、リタのやるもっふんの真似があんまり似てないことが分かってしまったわけですが(笑)
この回以降、リタの真似の方向性が変わっていたらそれはそれで面白いですけどね。
もっふんの声は何故かOPクレジットがないんですが、TTFCで配信されているアニメでは大塚芳忠さんなのでおそらくTV本編の方も同じなはず。
飛田展男さん
ゲスト怪人のアメンジーム役は、ベテランの飛田展男さん。「機動戦士Zガンダム」の主人公カミーユ・ビダンや、「ちびまる子ちゃん」の丸尾くんなんかでお馴染みですね。
もっふんの芳忠さんといい、今回はゲスト声優が非常に豪華。
さらにゲロウジームで関智一さんが出ているので、偶然にも「機動武闘伝Gガンダム」のメインキャストが3人も揃っていたことに。
- ドモン・カッシュ(CV:関智一)
- チボデー・クロケット(CV:大塚芳忠)
- ウルベ・イシカワ(CV:飛田展男)
これはもう、シュゴッドじゃなくてガンダムでファイトするしかない…
次回、スズメちゃん回
次回は、今回ラストでチラッと登場したスズメを取り戻しに行こうとする回らしい。
伏線の回収が早いなぁホント。
また、ゴッドタランチュラもようやくロボ形態タランチュラナイトに変形。予告映像を見る限り、タランチュラナイトはまさかのスーツなし?
2号ロボで完全にスーツなしってのは史上初かも。その辺も含めて気になる回になりそうですな。