ドン23話「イヌ、いぬになる」
感想
イヌが犬になる回
今回は犬塚が変身解除できなくなってイヌブラザーのままになる話と、トラドラゴンジンが初登場する話を一緒にやる回。
普通どっちか1個をメインにやる(もしくはトラドラゴンジンの販促をちゃんとやる)と思うと思うんですが、犬塚が犬になる話でついでみたいにトラドラゴンジンを初登場させるあたりが実にドンブラ流。
井上脚本の玩具販促ってこうだったなぁ…ってことを如実に思い出す回でございました(苦笑)
犬塚が変身解除できなくなってイヌブラザーのままになる話。
こういう話って、事の発端を当人が自分でどうにかして解決するのが普通だと思うんですが、犬塚がひたすら状況に振り回された挙句に本物の犬になってしまい、事件を解決したのはみほちゃんって本が書けるの、さすが井上大先生だなと思いました
何をどう考えたら、ヒーローが犬の祟りに呪われた挙句、成す術なく犬にされて事件が解決しない話をヒーロー番組で書けるのか(笑)
井上脚本の神髄、ここにあり。
また今回の脚本では、「ドンブラ世界の住人にはイヌブラザーが本物の犬に見えている」ことが判明。
犬化してしまって女の子に拾われる前から、女子高生とか保健所の人とか、どうも本物の犬扱いしてますし…
現実世界の我々には、とても本物の犬には見えてませんが…
これが犬の祟りによるものなのか、普段から常にそうなのかは分かりませんが、そういえばはるかもイヌブラザーを初見で「ワンちゃん」って言ってたし、ドンブラ世界の住人には常にイヌブラザーが本物の犬に見えているのかも…
そりゃ、犬塚の正体が今までバレないはずだわ(苦笑)
トラドラゴンジン!
ついに初登場したトラドラゴンジン!
ドンドラゴクウが初登場してから、ここまで長かった…
昔の恋人の前で夢を叶えてヒーローになった姿を見せるところとか、凶暴なもう一つの人格と協力して初の合体を成し遂げるとか、結構いい話な感じだったのに、なぜ犬塚が犬になる話のついでにやってしまうのか…(笑)
いやまぁ、これぞ井上脚本の玩具販促って気もしますが。
というわけで登場したトラドラゴンジン。龍型ロボのお腹に虎型が合体して人型ロボになるってギミックは、スーパーロボット大戦シリーズの龍虎王を思い出しますね。
まぁ、同じものをモチーフにしているので自然と似てしまうんでしょうけど。
ゲキレンジャー鬼
今回の鬼はゲキレンジャーがモチーフの獣拳鬼。
OPナレーションを意識した「高みを目指して学び変わりたい」ってセリフとか、集合名乗りの時のゲキレッドのポーズとか、咆咆弾みたいな技のエフェクトとか、出番は少ないながらにちゃんとゲキレンのオマージュやっていました。
相手がゲキレンジャーの鬼ということで、ドンブラ川はダイレンジャーにアバターチェンジして、中国拳法の戦隊合わせ。
トラドラゴンジンと合わせて、今回は中国っぽさというか、カンフー映画っぽさというか、そういうモチーフが近しいものを集めた回でした。
故に、全然関係ないイヌが犬になる話が浮いてますが(笑)
次回、タロウ息子になる
次回はタロウが息子になる話。
販促がほぼない回の井上脚本は、いい話になる確率高し!(笑)