第25話「よみがえる!ベイル!?五十嵐家の記憶」
感想
チェンジ、ビートル! 仮面ライダーベイル
今回でリバイスも25話。4クール番組としては折り返しの時期。リバイスももう半分が終わったということになります。
ついこの間始まった気がするのに、もう後半年しかないかと思うと驚きってもんです。
そんな1年の節目である今回は、新ライダー登場回であると共に非常に重要な秘密が明かされる回。
まずは、パパさんこと五十嵐元太が仮面ライダーベイルに変身。しかも今回が初変身ではなく、過去にベイルに変身して戦っていたことも判明。
底辺Youtuberかと思っていたら実は仮面ライダーで、心臓にはラスボスの細胞が移植されていて、過去には謎の組織の実験台にされていたとは、盛られすぎと言えばあまりにも盛られすぎな設定のパパさん。
今回の変身に関しては、本人の意思ではなくベイルに乗っ取られた状態でしたが、パパさんが仮面ライダーベイルとして戦っていた過去の時代ではどんな感じだったのか気になるところです。
まぁ、そんな視聴者みんなが気になる過去話に関してはTTFCでしか描かれないようなので、そこは東映さん商売上手だなと思うわけですが。
昨今、父親ライダーというか、中年男性が変身する仮面ライダーはどんどん増えているわけですが、主人公の父親が変身する仮面ライダーはまだまだ貴重な存在です。
主人公の父親ライダーは、紅音也しかり天空寺龍しかり葛城忍しかり、善人ばっかりだったのですが、仮面ライダーベイルはどう考えても敵。パパさん自体はいい人でしょうが。
そういう意味では、ライダーシリーズ史上でも歴史に残る存在になるかもしれませんね。仮面ライダーベイル。
仮面ライダーベイルはカブトムシがモチーフ。
変身完了した時に角がせり上がる描写があるのは、仮面ライダーカブトがキャストオフした時にカブトホーンがせり上がることへのオマージュかな?
カブトムシモチーフのヒーローは、先輩ライダーたちしかり、ビーファイターしかりどうしても正義のヒーロー感が出てしまうものですが、ベイルは色を地味にしたり角を顔の正面ではなく横に配置することで、悪役感を表現した見事なデザイン。
というか、もろにリアルなカブトムシに抱きつかれているデザインなので、もしかしたら虫嫌いな人にとっては見るのもツラい存在かも(笑)
名前はおそらくバアルとかバエルとか、その辺の悪魔関係の用語から取られたものでしょう。
五十嵐三兄妹はギフの末裔だった!
五十嵐三兄妹が仮面ライダーに変身できたのは、3人がギフの末裔だからであった!
父親の心臓にギフの細胞が移植されていたから、その子供の3人が仮面ライダーに変身できた…というのはなかなかに衝撃の事実。
でも思い返してみれば、ヒロミさんにだけは相棒の悪魔がおらず、変身すると寿命が縮んでいたことからも、五十嵐三兄妹の方がそもそもおかしかったということはこの2クールの間ずっと明示されていたわけで、伏線の張り方としては上手いと言わざるを得ません。
ただ惜しむらくは、五十嵐三兄妹が特別であることを描きたいのであれば、そもそも三兄妹以外はライダーに変身できないと設定した方がよかったと思うので、仮面ライダーデモンズが存在してしまったことそのものが蛇足になってしまったのは、残念と言えば残念。
この辺りは、元々1話で死ぬ予定だったヒロミさんが存命してデモンズに変身することになったり、初期の構想が徐々に変遷していく中で、制作陣にとっても煮詰まり切らない要素だったのかなと邪推してしまいます。
次回、ライブ新フォーム!
新ライダーに続いて、次回はライブがホーリーライブへとパワーアップ!
自身がラスボスの親戚だと知ってしまってからのパワーアップ劇、いったいどんなお話になるのか!?