第12話 お前はギヴァス
感想
僕は君の友になりに来た
今回はギヴァス回後編。
大方の予想通り、ギヴァスという言葉は「友」という意味で、ギヴァスは友好的な存在だったというオチでした。
ただ、メグマ星の特殊な文化ゆえにギヴァスという言葉が2種類の意味を持っていたために地球人との間に誤解が生じただけで、「敵」というのがSKIPの誤訳だったわけではないという話の持って行き方は面白かったですね。
同じ星に住む別の国の言語ですら翻訳が難しいのだから、宇宙から来た存在の言語はそりゃあ翻訳難しいですわな。SFらしい脚本でした。
ラストは無事にユウマとも和解し、ギヴァスは新たな旅へ。
ユウマとギヴァスは友になったわけですから、終盤とかでチョロっと再登場とかあるといいですな。
ギヴァスと特徴が似ているギャラクトロンが、前回の放送時に話題になりましたよね。
ギャラクトロンは量産兵器という設定だったので後の作品にも続々登場しましたが、ギヴァスは(マスターの話を聞く限り)1機しかなさそうなので、そのまんまの設定で今後の作品へ登場するのは難しそう。
かと言って着ぐるみを置いとくだけってのはしなさそうなので、いつかは改造されて別の怪獣としてウルトラマンの敵になる日が来るかもしれませんな。
今回の特撮的な見どころとしては、ユウマがギヴァスの体をクライミングしていくシーンで、ギヴァスの体表がセットとして作られているのが衝撃的でした。
他の特撮を使用した映像作品であれば、おそらくこういうシーンはセットではなく、CGで描いたギヴァスの体表にグリーンバックで撮影したユウマを合成して撮ると思うので。
そこを、あえて昔ながらの技法でセットを組んで撮るところに、ウルトラシリーズ制作陣の職人魂を見ましたね。
あと、アークが変身解除してユウマに戻る際に、螺旋状の光が体の周りをぐるぐる回るという、初代ウルトラマン変身エフェクトのオマージュがあったのが個人的にツボでした(笑)
次回、総集編
次回はニュージェネお馴染み、1クールと2クールの間の総集編。
もう「アーク」も半分終わっちゃいましたかー(しみじみ)