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スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇 感想ツイートまとめ 31~42話

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ツイートまとめ

 
この回からEDは浅香唯さんの「虹のDreamer」に。ED映像も夏服バージョンになりました。

前2作しかり、「宇宙刑事シャリバン」や「巨獣特捜ジャスピオン」しかり、本作の少し後に始まった「仮面ライダーBLACK」しかり、この頃の東映特撮はヒーローが画面前方に向かって歩いてくるEDを妙に多用してたんですよね。

流行ってたんでしょうか?(笑)

こういうところも余計に、ドラマ「スケバン刑事」シリーズを特撮ものっぽく感じさせる部分だと思います。

ED映像は、総集編でも擦られていた28話の結花姉ちゃんテーブル持ち上げシーン、30話のバチクソ可愛いツインテール由真姉ちゃん等、視聴者みんなが好きだろうなと思われるシーンが詰まったなかなか素晴らしい編集。

次回予告ラストのキメ台詞の部分も夏服バージョンに変更。

今日だと唯のキメ台詞は「許さんかいね!」と紹介されることが多く、たしかに劇中でも使われてはいるんですが、どちらかと言えばこの次回予告の通り「許さんわい!」と言ってるイメージの方が強いかな?

「許さんわい」も九州弁なんでしょうか?
 

 
この回めちゃめちゃ熱くて好きなんですよね。三姉妹の絆、尊い。

これと言ってツッコミどころはないんですが、しいて言えば冒頭で唯が依田にぶつけたヨーヨーを回収するシーン、手繰り寄せたチェーンがめちゃめちゃ長い。両手いっぱいに持つほどのチェーンの量なので、とてもヨーヨーに収まるとは思えない(笑)

シリーズ前作を通してヨーヨーのチェーン長すぎだろってシーンはたくさんありますが、たぶん一番長く見えるシーンはここだったんじゃないでしょうか。
 

 
長老は帯庵和尚も育てたという設定だそうですが、演じる奥村さんと田中浩さんの実際の年齢は4歳しか違わないので、見た目的にもあんまり長老が凄い人って感じがしてきませんね(苦笑)

地妖を倒すため、唯は久々に二刀流ヨーヨーを使用。しかも右手でアラウンド・ザ・ワールドをしながら、利き手ではない左手でヨーヨーを投げるという攻防一体の新技。

二代目サキですら使ったことのない新二刀流ヨーヨーとは、さすが忍者だぜ…

挿入歌はこの回から大西結花さんの「哀しみのシャングリラ」に変更。

この曲は挿入歌の中で唯一、結花姉ちゃんの武器である折鶴が歌詞に入ってるんですよね。武器の名前が歌詞に入ってるとか、めちゃめちゃ東映特撮のヒーローソングやん…(?)
 

 
ミヨズとオトヒが翔の秘密(唯と双子で、果心居士に成長を止められている)を知っているのは魔破羅が教えたからだと思うんですが、それが理由で殺されてしまうのは不憫すぎて可哀想(苦笑)
 

 
唯と血が繋がってないのは分かってたけど、まさか自分たち姉2人の方が父親と血が繋がってなかったとは、結花も由真も思ってなかったに違いない。

怒涛に次ぐ怒涛の展開。結花と由真の父親の声にも明らかに聞き覚えがあるし、本作の終盤は激動の展開が続きますな。

唯と帯庵和尚は1話以来久々の再会。「娘の奈津」と言っているので、唯の母方のおじいさんだったんですね。なら父方のおじいさんが、小太郎お父さんの先代の風魔鬼組の頭だったということでしょうか?

帯庵和尚役は、「ジャッカー電撃隊」鯨井長官の田中浩さん。2代目サキの父親がビッグワンで、3代目サキの祖父がジョーカーとは、妙にジャッカーに縁があるシリーズです(笑)
 

 
ある程度年齢が行ってから本作を見ると、娘たちを守るために止むを得ず悪の道に落ちた小源太=魔破羅にめちゃくちゃ感情移入してしまいます。いいキャラだよな…

いやまぁ、前々回でミヨズとオトヒを始末した時にノリノリで悪役ムーブをかましていたのは、フォロー出来ないんですが(苦笑)

本作は(なぜか)「スターウォーズ」をオマージュしているらしいですが、黒い鎧の敵が、実は家族を守るために闇に落ちた父親だったというのはまんまダース・ベイダーですね。鎧の見た目もそれっぽいデザインですし。

原作者には怒られた本作ですが、正義と悪の忍者バトルに巧みにダース・ベイダーのオマージュを組み入れ、ドラマティックなストーリーに仕立てた手腕はさすが東映。
 

 
「お前たちの父は、幼い頃よりお前たちを優しく見守り、慈しみ、ここまで育て上げてきた小太郎ただ一人だ」
十数年間悪事をはたらいていることは擁護できないんですが、死してなおこんな言葉を残す小源太は、少なくとも父親としては立派だったなぁ…

EDは最後の曲である「Remember」に。これまでそれぞれがソロで歌う曲ばかりでしたが、最後に満を持して三姉妹曲が来るってのが素晴らしい。これ本当いい曲ですよね。

使用されたのが終盤すぎて、ちょっとしか使われてないってのがもったいない。

 
めちゃめちゃグッと来る回ではあるんですが、翔と唯が急に姉妹っぽく振る舞うのはやっぱり違和感が凄い(苦笑)
 

 
大きな戦いを前に、これまでに登場したゲストキャラの皆さんが集結する展開ってのはいつの時代も熱いものです。

以前にも書いた通り、17話に登場した小癋見の大介なんかも登場してくれたらよかったのになって思うんですけどね。唯に惚れてる設定でしたし。

普段は唯とのケンカも多い由真姉ちゃんが、将来は三姉妹でペンションをやることを夢見てるシーンがめちゃめちゃ切ない。そこからの、風魔結界の陣のただ中に唯の元に駆けつけるシーンも熱い。バックで流れる「Remember」も相まって、グッと来ますなぁ。

原作者に怒られはしたけど、本当に作品としてはメッチャ面白いんですよね。

話の本筋に全く関係ないんですが、ハーフアップの結花姉ちゃんとおさげの由真姉ちゃんが爆裂的に可愛い(?)
 

 
前作を踏襲し、主人公以外の2人は最終回を前にして戦線離脱。

風間三姉妹は前作の3人以上に3人1セット感が強いので、3人全員で天輪聖王と戦う展開でもよかったと思いますが、死んでほしくないと願った姉2人と、育ててくれた祖父を犠牲にしてでも悪を討つために戦う決意を固める唯が最高にドラマティックなので、これはこれでいいのかなと思うところです。

唯のスケバン刑事辞職の申し出もやんわり断るし、なぜか不動明王のことまで知ってる暗闇指令。

前作での暗闇指令は2代目サキの邪魔をする役割ばっかりだったのであまりいいイメージがないですが、本作の暗闇指令は唯にめちゃめちゃ甘いです。

この待遇の差は何なのか(苦笑)
 

 
最終回! いやー、名作だったぜー!

結花と由真が戦線離脱した中、最後まで唯と一緒に戦ってくれる般若が本当に頼もしい。ノースリーブで鎖帷子丸見えの忍者装束がセクシー(?)

「三代目スケバン刑事、麻宮サキ。またの名を、風魔鬼組頭、風間唯。影を操り、この世を邪悪の闇に包もうとするお前を、許すわけにはいかん!」

ツイートに書きましたが、最終回の唯は本当に頼もしく凛々しい。全話見終えた後だと、唯が1年を通してすっかり立派になったなぁと感慨深くなるってものです。初期の回と比べると顔つきが全然違いますよね。

生死不明だった結花、由真、依田先生が唯の元に駆けつけるラストは本当に感動的。いつものように唯と由真がケンカして、結花が止めるという終わり方も微笑ましい。

ただ、どう見てもセリフありで撮影したっぽいのに、編集の段階で歌のみにされているのがもったいない(笑)

今さら無理でしょうが、ディレクターズカット版でセリフ復活させたバージョンも見たかったもんですなー。

天輪聖王役は、映画「スケバン刑事」でデビューした小林亜也子さん。2代目サキの仲間だった少女から、3代目サキのラスボスに転生するとは凄い変わりよう。Wikipediaによれば「スケバン刑事」シリーズの主役になる予定もあったそうなので、それはそれで見てみたかったなーとも思ったり。

いやーそれにしても、番組自体はすごい人気があったのに、原作者に怒られてしまってシリーズが途絶えてしまったのが本当に惜しい。本シリーズが続いていれば、斉藤由貴さん、南野陽子さん、浅香唯さんに次ぐスターが生まれたりして、今の芸能界の様相が全く変わっていたかもしれないのに…

歴史のIFを考えてもしょうがないことですが、平成ライダーとは言わずともせめてメタルヒーローシリーズくらいには「スケバン刑事」シリーズが続くのが見たかったもんですなぁ。

坂本浩一監督を迎えての「スケバン刑事NEXT GENERATION」の制作、待ってますよ東映さん!(笑)

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