第44話 ディープな記憶が開くとき
感想
加治木回
今週のスーパーヒーロータイムは、図らずもかつての敵が再登場するネタが被っちゃった週でした(未来の恋人は別に敵ではない)
スーパーヒーロータイムを長らくリアルタイムで見続けていると、こういう風に2番組がたまたま同じ週にネタ被りする瞬間を見られたりするので、特撮ファンをやるのは楽しいです。後からイッキ見すると、こういうことにも気付けなかったりしますしね。
そんなこんなで今回と次回は加治木回。この終盤に掘り下げられるなんて、お前は幸せ者だよ加治木…
公式サイトによれば、夏映画は43話と今回の44話の間に位置するとのこと。視聴者が誰も見たことのない夏祭りの話を登場人物たちが当たり前のように話していたのは、そういうわけだったってことですね。
夏映画で夏祭りのシーンあるんでしょうか?
加治木の失った記憶の中には、夏映画のものと思われるドレットルーパー軍式やギガントライナーの登場シーンも。
加治木回をやりつつ、きちんと夏映画への導線も入れ込む巧みさは、さすがヒーロー番組作り続けてン十年の東映。
加治木回ということで、京都編に引き続いて聖さん(木下彩音さん)も再登場。あの2回だけで終わるのはもったいないと思ってたので、再登場してもらえてニッコリ。
木下さんは「忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編」への出演も発表されて話題になりましたが、公式サイトによれば「ガッチャード」より「カクレンジャー」の撮影の方が先だったとのこと。
映像業界ってこういう風に、撮影と情報解禁が頻繁に前後するから面白いですよね。
再生マルガムいろいろ
ガエリヤの能力によって、一度マルガム化した人間は因子が残っているので、ケミー無しでもマルガム化することが可能という設定が今回から明かされました。
これまでも同じケミーが再度マルガム化されたりして、同じマルガムが複数回登場してきましたが、いよいよケミー無しでもマルガムが生み出せることに。ケミーが悪意に取り込まれたのがマルガムなのに、ケミー無しでマルガム作れるってもう何でもありやな。
それにより、過去に登場した野生の犯罪者たちも再登場。野生の犯罪者を見ると、「ガッチャード」見てるって気がして安心するぜ…(?)
公式サイトによれば、ヴェノムマリナーVSサブマリンマルガムといったような同じ能力対決をやりたいのもあって、こういう設定になったようです。
レプリケミーカードでマルガム作れるんだから、それでよくね?って思っちゃうところですが、まぁ野生の犯罪者が再登場した方がドラマチックなので、こういう設定になったのでしょう。
やっぱり何事もドラマチックな方が楽しいですからね。
ただ、こういう設定があると、今後の作品でマルガムがその他大勢の怪人として登場した時に、
あのバッテリーマルガム、もしかして聖さんでは…
とかモヤモヤしないといけない時が来るのかも(苦笑)
ヴェノムマリナーまさかの再登場
レインボーガッチャードの召還により、ヴェノムマリナーまさかの再登場。
8話放送時の公式サイトで、堂々と「肩はドッキリショベルに塗り替えられた」と語られていたのですが、これまた公式サイトで堂々と「戻した」と明言。
扱いがめちゃめちゃ悪かったと思いきや、多大な労力を使っての再登場。まさにアメとムチ。東映はいったいヴェノムマリナーをどうしたいのか?(笑)
こういう着ぐるみの改造やらリペイントやらの話って、昔は「宇宙船」なんかの雑誌くらいでしか載っていないマニア向けな話題だったと思うのですが、今は公式サイトで堂々とするようになっていて、時代の流れを感じますよね。
特撮ファンがしたり顔で「○○は××の改造」って憶測でものを言うよりは、公式がきちんと明言した方が誤情報が出回らなくて良いと思うので、こういうのは今後もどんどん発信してもらいたいところ。
次回、がんばれ加治木!
次回、加治木回後編。
聖さんが、九堂よりもよっぽどヒロインしている(笑)
放送終了後には、夏映画の最終映画告知が解禁。
「ウルトラマンサーガ」の予告編といい、DAIGOさんはヒーロー映画の予告で悲痛な叫びを上げるのが定番となってきている(笑)