ドン45話「カカむらガガむら」
感想
ジロウの故郷の話なのに、ジロウはほとんど蚊帳の外
45話は、ついにペンギンの獣人が登場し、さらにジロウの故郷の村の秘密も明かされる回!
ただの「西遊記」モチーフの平凡な村かと思われていたジロウの故郷は、育ての親の寺崎さんがジロウに見せていた幻想だったなんて…
ジロウの変身を目撃したり、田舎から出てきてジロウを看病してくれたるみちゃんは、現実に存在しなかったってこと…!?
何よりも悲しいのは、これだけジロウの故郷の秘密がフィーチャーされた回なのに、当のジロウは村に帰ってきて幻のるみちゃんにペンギンの折り紙食わされかけたくらいしか出番がなかったこと(笑)
戦隊内の扱いどころか、井上大先生からの扱いも悪いジロウ、可哀想な追加戦士…
ジロウに比べて、前回でようやく正体がみんなにバレたばかりなのに、さも今までずっとこうしてましたよって感じで戦隊のサブリーダーみたいに振舞っている犬塚さんはさすがだ。
そんなジロウの育ての親の寺崎さんは、ドン王家の生き残りでペンギンの獣人という超重要人物だったことが明らかに。
これまでの出番が1回しかない寺崎さんをそんな重要なポジションに当てている井上大先生のセンス、やはり常人には真似できない…
そんな超重要人物が、なんで田舎の村で駐在(しかも村人が誰もいない)してんねんって話ですが、まぁその辺は来週説明されるのでしょう。獣人の森への入口が、村の近くにあるとかね。
普通に考えたら、村で駐在せずにジロウについていってサッサとペンギンの折り紙食べさせたら済む話ですし。
ガオレンジャー鬼
今回の鬼はガオレンジャーがモチーフの百獣鬼。
変身者は、今回で3回目となるナチュラル狂気モンスター雉野。
物語の縦線エピソードでは、鬼にするためのゲストを出すのも大変なのでとりあえず雉野を鬼にしとけみたいな扱いをされて、且つ視聴者がこれで納得できてしまうというのも、これまで雉野が積み重ねてきた業の結果なのでしょう(笑)
ソノシ、ソノロク!
出るだろう出るだろうと思っていたらやっぱり再登場したソノシに加え、新たな脳人であるソノゴとソノロクが登場!
恒例の東映ヒーローモチーフは、前回の予告の時点で多くの視聴者さんが当てていましたが、ソノゴの武器がキッドレイピアでソノロクの武器がサンゼンコンなので、ソノゴがナショナルキッドでソノロクがシャンゼリオンということで確定。
脳人のモチーフは、ライダー・戦隊・メタルヒーローを除く東映ヒーローといった感じなのでチョイスとしては全然おかしくないのですが、この6人の中にシャンゼリオンが混ざっているのに凄い違和感を感じますよね(笑)
また、ソノロク役の小柳心さんは「ウルトラマンデッカー」でアガムス役だった小柳友さんのお兄さん。
お二人のお父さんは「劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング」でジョニー・マキシマ役だったブラザートムさんなので、ご家族そろって三大特撮で悪役を演じられたことになりました。
キングオージャー!
なんかいろいろあって、「王様戦隊キングオージャー」のロボであるキングオージャーが百獣鬼ングの迎撃に登場!
こういう風に販促の仕方が強引すぎる辺りは、まさに井上脚本の作品て感じしますよね(笑)
「ゼンカイジャー」以降、新戦隊のヒーローやロボが終盤で先行登場するのもすっかり恒例になってきました。
今回みたいな登場の仕方ではたして玩具が売れるのかはよく分かりませんが(笑)、戦隊シリーズの歴史の変遷の目撃者になっているような気がして、筆者としては面白いですね。
次回、獣人編完結!?
次回はついに獣人に関するストーリーが完結か!?
みほちゃんの生死も気になりますが、万が一みほちゃんが死んだ場合に、雉野がこれまで通りにヒーローを続けられるかどうかも気になる…