第2話「SKaRDを作った男」
感想
SKaRD誕生!
物語の前史的な一面のあった1話に対して、今回はいよいよレギュラーキャラが集結して防衛チームSKaRDが結成され、「ウルトラマンブレーザー」が本格的に始まる回でした。
ウルトラシリーズに登場する防衛チームは、基本的には1話以前から設立されていることがほとんどなので、劇中で設立とメンバーのスカウトが描かれるのは結構珍しいです。主人公が隊長だからこその描かれ方って感じがしますね。
隊長にも物怖じせず話すエミ、ザ・部下って感じのテルアキ、隊長の背中で書類にサインするアンリ、ほぼ出番なかったヤスノブと、短い時間ながら各隊員の個性も描かれていて、実に模範的なパイロットって感じでした。
新設部隊だから低予算だし、人員も厳選しすぎて5名だし、いきなり怪獣退治に出撃させられるけど、なぜか巨大怪獣ロボットは既に作られているっていうチグハグ感もよかった(笑)
細々したところにはリアリティを感じるように作ってあるが、リアルにしすぎない絶妙なバランス。これぞSF(サイエンス フィクション)
怪獣一本釣り
リアリティがどうとか言いましたが、急にスパイラルバレードで怪獣を一本釣りして塩焼きにして倒すのに、リアルも何もなかったわ。
今回から急に「タロウ」の世界になったのかな?(笑)
1話でシリアス調のストーリーに見せかけておいて、2話では怪獣を釣って塩焼きにする本作。侮れねぇ…
今回の登場怪獣は深海怪獣ゲードス。「80」のアンゴーラスを思わせるアンコウモチーフっぽいデザインですが、アンゴーラスに似すぎないように魚のフォルムから離れた怪獣然としたデザインが見事。
首元にエラがあるのが魚の怪獣らしくて面白いですよね。魚同士、いつかムルチと共演してほしいところ。
最期は哀れスパイラルバレードで塩焼きに。いい感じの焼き色になっているのが余計に焼き魚っぽくて美味しそう。
「ツインテールはエビの味」と書かれている怪獣図鑑には、きっと「ゲードスはサバの味」とでも書かれるに違いない(苦笑)
文字で済まされるラゴラス、ゴキネズラ、ザンボラー、ゲスラ
過去作の怪獣が再登場したり、画像だけで出現を語られたりすることが多いニュージェネですが、本作の世界観でも過去作の怪獣は現れていたようです。
ヤスノブとエミの経歴書で語られるラゴラス、ゴキネズラ、ザンボラー、ゲスラの存在。
ゲスラは近年でもキングゲスラとしてちょくちょく出番がありますが、他はまずお目にかかれない連中なので、名前だけでも登場したのは嬉しいですね。
こうなると、アースガロンも本当に兄怪獣ガロンから作られた可能性があるな…(ない)
次回、アースガロン出撃!
次回、アースガロン初出撃!
はたして本当に怪獣を倒すことは出来るのか!?