第10話「人と怪獣」
感想
カイザキ副隊長とネオメガス
今回はカイザキ副隊長のメイン回。
やっぱ隊員個人のメイン回っていいですよね。ウルトラシリーズといえば、防衛チームですから。
これまでの回でも「あ、この人の出番今回多いかな?」って思うことはありましたが、それ以外の要素の比重が重いせいでメイン回と呼べるほどの活躍をした隊員はカナタ以外いなかったので、恩師との確執みたいなものが描かれたこのカイザキ副隊長回は、「デッカー」としても結構転機になる回だったかもしれません。
そう考えると、1番手のヒロインなのにメイン回もなくこれといった活躍が描かれていないイチカがちょっと可哀想。
まぁ、「ダイナ」でもヒロインのメイン回って言えるのは15話の「優しい標的」が最初かなって感じだったので、「ダイナ」へのリスペクトと考えるならおかしくないのかも(苦笑)
グレゴール人が登場したものの「死闘!ダイナVSダイナ」とは全く違ったお話だった前回とは違い、今回は概ね「激闘!怪獣島」に近いお話に。
登場怪獣は、「激闘!怪獣島」に登場したネオザルスのオマージュと見られるネオメガス。
平成三部作世代としては、モンスアーガーみたいにネオザルスそのものを出してほしかったところですが… まぁいろんな(着ぐるみ)事情があるんで仕方ない。
着ぐるみはおそらく、グルジオ系列の何かの改造。
ネオザルスをイメージした新怪獣にしては妙にプロポーションが悪い(笑)なと思ってたんですが、まぁ他の怪獣の改造ならば、似せるにしても限界があったんでしょうな。
見た目はうっすらネオザルスの面影があるかな…って程度ですが、ネオザルスの特徴的なビーム発射音は(そのままかは分からないですが)結構似たSEが使用されていて、今は亡きネオザルスの勇姿を思い出してちょっとニヤリとしました。
デッカーとGUTSホーク合体!
強敵ネオメガスの猛攻に、合体(というわけではないが)して立ち向かうデッカーとハネジロー!
「飛行は自分に任せてお前は攻撃に専念を」という考えの元で、防衛チームの戦闘機とウルトラマンが合体するってのは、今までありそうでなかった展開。
ウルトラマンの正体をAIメカだけが知っている「デッカー」ならではの展開ですよね。
それにしても、GUTSホークもGUTSファルコンもデカい(笑)
昔のウルトラシリーズに登場する防衛チーム戦闘機のサイズ感に馴染んでいる身としては、GUTSホークとGUTSファルコンがウルトラマンと一緒に映る度に、いつも感覚がバグります。
次回、テラフェイザー!
次回は、「Z」以降恒例となっている中盤のDXロボ玩具枠、テラフェイザーの登場!
デスフェイサーが人類の味方になる日が来るとはなぁ…(しみじみ)