第18カイ!「いのち短し、恋せよゼンカイ!」
感想
命短し恋せよ乙女
サブタイの元ネタである命短し恋せよ乙女といえば、「ゴンドラの唄」という大正時代の歌謡曲の一節ですが、私的には「サクラ大戦4」のサブタイを思い出します。
そんなわけで今回は、恋愛をフィーチャーした回。
レンアイワルドによって些細なきっかけで人々が恋に落ちるようになってしまう…という話。
現代的な価値観を反映してか、ジュラン×ガオーンの男性同士カップルや、マジーヌ×フリントの女性同士カップルまで描かれるのは、令和だなーって感じでしたね。
ジュランとガオーンで、ドラマ「ロングバケーション」での木村拓哉さんと山口智子さんのスーパーボールのくだりを再現するのは、オジサン的にはニヤリでした(笑)
リアルタイムで見てたなぁ。スーパーボールのシーン…(しみじみ)
まぁ今回のお話としては、こんなパロディは序の口だったわけで…
夢の中から生まれた!ジェットマンの力
レンアイワルドに対抗するため、セッちゃんがなんとなく選んだセンタイギアが「鳥人戦隊ジェットマン」!
そして繰り広げられる、ジェットマン最終回でブラックコンドル=凱がひったくりにナイフで刺されるシーンのパロディ!
って、なんでだよ!!
ジェットマンの力が、最終回でブラックがひったくりに刺されることなのおかしいやろ!w
どう考えても力の入れどころを間違えているゼンカイジャー。だがそれがいい。
今の子供置いてきぼりで、ジェットマン世代に向けた全力全開のパロディをやってくれるなんて最高だ!(笑)
しかも完全には置いてきぼりにせず、ちゃんとYouTubeで1週間だけジェットマン最終回を無料配信する優しさも残しているあたりは、さすがの東映さんである。
一応各キャラの配役を解説しておくと、
- ゼンカイザー=レッドホーク(竜)
- ジュラン=イエローオウル(雷太)
- ガオーン=ブルースワロー(アコ)
- マジーヌ=ホワイトスワン(香)
- ブルーン=ひったくり
- ツーカイザー=ひったくりされた人
- フリント=雷太の幼馴染のサツキ
- レンアイワルド=ブラックコンドル(凱)
という感じ。パロディに入る直前のシーンで、ちゃんとジェットマンの5人がそれぞれ対応したメンバーに入っていくのが分かります。
って、レンアイワルドにブラックコンドルの力が宿るのおかしいやろ!w
こんなくだらないことに全力全開で取り組んでくれるゼンカイジャー制作陣、好きだわぁ…
10年前のゴーカイジャーでは、全力でジェットマン最終回のその後を描いていましたが、それとはまた違った方向性でジェットマン最終回に向き合うゼンカイジャー。どちらも素敵。
ジェットマンパロディは他にも、レンアイワルドが死ぬ寸前のセリフが「空が目にしみやがる…」だったり、巨大戦でのジュランのセリフが「ホットミルク砂糖抜き」だったり、なぜか無駄に気合入ってるのが素晴らしいですねホント。
ツーカイザーゴールドスクランブル
今回初めて登場したツーカイザーの必殺技「ツーカイザーゴールドスクランブル」!
〇〇スクランブルなのは、ゴーカイジャーの必殺技「ゴーカイスクランブル」から。
やはり、こういう元ネタへの敬意を感じる技名はいいですねぇ。
次回、ドラゴンシーザー!
次回はいよいよゼンカイザーの強化フォーム、スーパーゼンカイザーが登場!
見た目ほぼドラゴンシーザーだし、武器はドラゴンアントラーだし、ジュウレン世代的には激アツ!!
そして「スーパーヒーロー戦記」の新しい予告も解禁!
今はガンディーンが熱い奥野壮さんが、再び我が魔王常磐ソウゴ役で東映特撮に帰還!
こいつぁ熱い映画になりそうだぜ…
セイバー側の予告と合わせて、ライダー側には戦隊ヒーローが、戦隊側にはライダーが主に救援に来るというのが、お祭り映画らしくていいですね。