第22話 愛は刃!ケミー・ストーリーは突然に
感想
東京ケミー・ストーリー
サブタイが往年の名作ドラマの主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」を盛大にパロっている今回は、蓮華姐さんのメイン回。
…と思っていましたが、ふたを開けてみれば蓮華の出番はそんなに多くありませんでした。
やはり変身できないメインキャラに出番を割くのは難しいのか。
怪人がその能力で人々を洗脳し、生命エネルギーを奪っていくというストーリーは、ほとんどスーパー戦隊かメタルヒーローのノリ。
まぁ平成・令和ライダーも元を辿ればメタルヒーローの放送枠に行きつきますから、先祖返りというか、日本の特撮ヒーローのあるべき姿に戻ったということかもしれません。
敵はサーベルタイガーマルガムと、クロトーの変身したマンティスマルガム(金色)、さらに2体を多重錬成したサーベルタイガーマルガム マンティスミクスタス(仮)。
マンティスマルガムに関しては1話に登場したものの色を変えただけだし、ミクスタスの方は追加パーツつけただけでしょうが、1話の中で3体も怪人が出てくるのはなかなか豪華。
サーベルタイガーマルガムは、サーベルタイガーの左前足が顔になっていて、右前足は素体の右手にお手をしているというなかなかオシャレなデザイン。
声は「ガンダム Gのレコンギスタ」アイーダ・スルガンの嶋村侑さん。金色マルガムは取り込んだケミーとは別に声優さんが当てることもありますが、今回はケミーの方と同じく嶋村さんが兼役。そのため、初の女性声優さんが声を当てるマルガムになっています。
でも見た目は女性怪人じゃないのが残念(笑)
ヴァルバラド エンジェコプターカスタム
今回はヴァルバラドのエンジェコプターカスタムが初登場。
左手はゲキオコプターカスタムの右手を綺麗に塗り直してローターを変更したものになっているところがいい感じ。
しかし、自分の両親を生き返らせて命を弄んでいた奴のカードを、スパナさんどういう気持ちで使ってんの?
まぁ、悪いのはエンジェルマルガムであって、エンジェリードに罪はないってことなんでしょうが。
でも、絶対複雑な心境でしょうなぁ(苦笑)
一方ガッチャードの方は、まさかのバニーパーカーが再登場。
エクスガッチャリバーもガッチャーイグナイターも使わない形態に変身するのはだいぶ久しぶりでは?
しかもよりによって、バニーパーカーが再登場するとは思わなかった。マンティスマルガムしかり、造形物があるものは再登場させやすいってことではあるんでしょうけども。
N.E.
スパナの両親の墓石に、令和ライダーお馴染みのN.E.の年号が登場しましたね。
N.E.は初出の「ゼロワン」を皮切りに令和ライダーで何かと使用され、令和ライダーの世界観がゆる~く繋がっていることの証となっている架空の年号です。
「セイバー」では背景に溶け込んでいる程度の扱いでしたが、「リバイス」では若林司令官の墓石に堂々と刻まれ、「ギーツ」ではなかったことになったかと思っていたら「ガッチャード×ギーツ」でやっぱりN.E.だったことが明らかになり…
と、東映もN.E.をやめたいのかやっぱり続けたいのか揺れ動いている(笑)のが視聴者にも伝わってくるところですが、はたしてN.E.が令和ライダーのどこまで続くのか、今後も注意深く見守っていきましょう。
また、スパナの両親の名前はレンチさんとすずさんであることも明らかに。すずは錫って字でしょうね。
お父さんと息子でレンチとスパナという2大工具の名前を使ってしまったら、スパナの子供の名前はラチェットとかモンキーとか、レンチのバリエーションの名前つけないといけなくなってしまいますが、大丈夫かな…(笑)
次回、マジェードのフォームチェンジ!
次回は後編。ズキュンパイアは別に悪いことをしようとしたわけではないっぽい。
さらにマジェードの新フォームも登場! まさかマジェードにフォームチェンジがあるとは…