ウルトラマンタイガ 第6話


第6話「円盤が来ない」

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感想

ウルトラマンタイガの6話が面白い。

ここまでのタイガはメインキャラそれぞれのお当番回をやってきたわけですが、正直なところあんまり面白くなかった。しかしこの6話は、これまでの話とは少し趣きが変わっていて、とても面白かったのだ。

6話は、サブタイトルからも分かる通り、ウルトラセブン第45話「円盤が来た」と関連がある。もっと言うと、「円盤が来た」の続編である。

かつて、ウルトラマンマックスで“たった1話だけセブンの続編”という「狙われない街」というエピソードがあったが、あれと似たようなものだ(タイガはタロウとは世界観を共通としているわけで、マックスよりもさらに繋がりの深い続編と言える)

今回のお話でキーパーソンとなる「星に帰りたい男」は、おそらくではあるが「円盤が来た」に登場した、ペロリンガ星人と同一人物である。

セリフの節々にそれを連想させるものがあるし、服装も「円盤が来た」に登場するフクシン君を意識したものになっていて、分かる人にだけ分かる続編要素にワクワクしてしまう。

何と言っても、演じているのがセブン当時にペロリンガ星人の人間体を演じていた高野浩幸さんなのが凄い。50年以上経って、同じ役者さんが遥か昔に1回だけ演じた役をもう一度演じているのだ。これは世界中を見渡しても、きっとウルトラシリーズくらいでしか出来ないのではないだろうか。

さらに別個体のペロリンガ星人も登場するが、まさかペロリンガ星人の着ぐるみが新造されているとは、ファンでも想像しなかっただろう(苦笑)

タイガのいる地球と、セブンが活躍した地球は違うのであるが(明言はされていないが、タイガ以前にウルトラマンがいた様子はないので別の地球であろう)、それも「次元を超えてきた宇宙人」と名乗っているという証言を近所の主婦にさせることで、説明的なセリフは極力省きながらも、星に帰りたい男が、セブンの活躍した地球から、タイガのいる地球へ次元を超えてやってきたことをしっかり説明するという、脚本の巧みさも素晴らしい。

ファンならばこそ気になる“過去作との繋がり”をきちんと描きつつも、物語として面白いものを書くというのは、きっと想像以上に大変だろうからだ。

星に帰りたがった宇宙人が、共感できる地球人と出会ったことで、地球の素晴らしさを感じて地球にとどまるという、爽やかな余韻を感じるラストもよかった。

今後、タイガがどういう方向性の物語になるのかは分からないが、この6話のように、M78、U40、O-50との繋がりを感じさせるエピソードが、描かれてくれたらいいなと思う。

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