第27話「宇蟲王の到来」
感想
新たなる出発
これはチキューの平和を守る王たちの物語
そして、反逆の戦士たちの物語である
今回から物語は第二部に突入!
前話からいきなり2年もの年月が経過していることもあり、語られていない2年の間に起こった変化が断片的に描かれていく形だったり、新しい敵の登場だったりで、まるで新番組を見ているかのような新鮮さでしたね。
同時期に「仮面ライダーガッチャード」が放送したことにより、奇しくもどっちも第1話のような雰囲気でした(笑)
宇蟲王の襲来によってチキューに再び危機が訪れた時、罪を犯して服役していた王様たちが脱獄して敵を迎え撃つ!って展開は非常に熱かった。
宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダンの強大さもビジュアル的によく表現されていましたし、各王国を攻め落とした新幹部たちの強さや、それを迎え撃つ王様たちの頼もしさや新ビジュアルも非常に素晴らしかった。
それだけに、王様たちの犯していた罪がメチャクチャしょうもない罪だったというオチだけはどうかと思いましたが(笑)
ヤンマ・ガスト
ウルトラPC「天上天下唯我独尊」開発のため
全世界の電力を独占した罪
ヒメノ・ラン
1000メガトン級の花火を打ち上げ各国に飛び火
カグラギ・ディボウスキ
埋め込み型耕し機「ありぢごく」が
対人間用とみなされ捕縛
リタ・カニスカ
強制的な休息のため服役
もっとこう…あるだろう!!(イーヴィルティガの画像省略)
自らカッコよさを台無しにしていくスタイル。「キングオージャー」、いいのかそれで。
ただヒメノに関しては、1000メガトン級の花火とかもはや水爆とかを超えてる威力なんで、飛び火で済んでよかったな…って思いますけど。むしろよくイシャバーナ無事だったな(笑)
物語に関係のない細かいポイントではありますが、カマキリオージャーが(たぶん)初めてオージャカリバーとキングズウエポンの薙刀モード(大鎌モード?)を使用。
2つを合体させる薙刀モードを使うのがクワガタオージャーだけなのが少々疑問だったので、他の戦士にもきちんと薙刀モードの活用の場が来てよかったです。
まぁ、キングズウエポンの構造的に、合体させて意味がありそうなのはカマキリオージャーの鎌モードくらいしかないってところはありますが(笑)
弓モードも、ギリギリ大弓モードとかありそうかな?
宇蟲王の強大さ
宇宙を自らの部屋と表現するダグデド・ドゥジャルダン。
実際に宇宙を立方体とし、その中の星の一つであるチキューから見れば遥かに大きいダグデドというビジュアル表現は、新しい敵の強さの表現としては説得力抜群。
人間VSバグナラクの戦いの元凶だった…という、新しい敵にありがちな設定だけでなく、こういう“見た目からして強敵”だと分かるという映像表現が出来るようになったのは、まさに技術進化と制作陣の努力のおかげ。
つかみはバッチリです。
そして、ダグデドが「お外のことは誰にも、想像もつかない」と表した宇宙の外側から、ブレイブな赤い奴がやってくるんだなと思うと、ワクワクが止まりませんなぁ。
次回、入れ替わり回
めちゃくちゃ緊迫した状況で始まった第二部ですが、次回はいきなり戦隊定番の入れ替わり回。
落差が…
いやまぁ、王様たちの罪がめちゃくちゃしょうもなかった時点で落差は充分あったんですが…(苦笑)
入れ替わり回では、声まで入れ替わってしまうパターンと、声は入れ替わらないパターンの2パターンがありますが、はたしてどちらのパターンになるでしょうか?
次回予告を見ると声は入れ替わってなさそうですが…?