ドン49話「さいごのおもいで」
感想
最終回一つ前!
ついにやってきた最終回一つ前!
でも、もう今回が最終回でもおかしくないくらいの綺麗な締め方でした。
幸せの意味が分からなかったタロウが、仲間たちと一緒にいることに幸せを感じるようになったんですから。もうぶっちゃけこのラストで最終回になってもよかったと思いますよ。
そのまま照れ隠しで嘘ついてタロウが死んじゃって(=タロウは仲間たちと一緒にいることが幸せ)、その結果みんなで喜ぶってオチはどうかと思いましたけど(笑)
でも、主人公が死んで仲間たちが「やったー!」って喜んでる話を、我々視聴者が喜んで見ていられるのも、ドンブラがこの1年間に築いてきたもの、繋げてきた縁の結果なのだなと思うと、しみじみするものを感じたり。
ドンブラ、来週で終わりなんすなぁ…
スーパー戦隊に限りませんが、特撮ものの終盤の話といえば、ラスボスに大苦戦!最終回でヒーローは勝てるのか!?みたいな話になるのが普通。
でもドンブラは、敵組織を壊滅させたらハッピーエンドっていう話でもないので、最終回一つ前になってもラスボスっぽいものは出てこないし、脳人は減るどころかどんどん増えていくし、新しいヒトツ鬼が出てきてそれを倒すだけのいわゆる“日常回”をやってる始末。
一つ前でこれなんで、たぶん最終回も全然最終回っぽくない話をやるんだろうなーって気がしてます。
意味深に登場したソノナとソノヤも、最終回予告にガワが映ってなかったので、たぶん戦わないんでしょうし。
ソノナとソノヤ役は、本橋由香さんと村上幸平さん。
それぞれ、「激走戦隊カーレンジャー」のイエローレーサーと「動物戦隊ジュウオウジャー」のジュウオウバード、ライダーシリーズでは「仮面ライダーアマゾンズ」の女王アリアマゾンと「仮面ライダー555」の仮面ライダーカイザとして、特撮ファンにはお馴染み。
最後の最後にレジェンドな脳人を出してきたなって感じですが、これも裏を返せば変身しないから人間体だけで話題になる人をって理由でのキャスティングって気がしますし、やっぱりソノナとソノヤは戦わないんだと思うんですよね。
最終回、はたしてソノナとソノヤはどのような活躍をするのか。気になりますねぇ。
犬雉なつみほ
約1年間、愛する彼女を救い出すために頑張ってきた犬塚さんがいるのに、夏美お前…!!
まぁでも、夏美の気持ちも分らんでもない。
役者志望の無職の男(しかもなんか指名手配)より、平凡だが安定した稼ぎのあるサラリーマン(奥さん軟禁するヤベー奴だけど)の方が、結婚相手としてはいいもんね…
夏美… 君は意外と、現実的だった…(笑)
最終回、この三角関係(ソノニ入れたら四角関係)がどう決着がつくのか分かりませんが、全員幸せになってほしい…
キングオージャー鬼
今回の鬼はキングオージャーがモチーフの王様鬼。
ドンブラ制作陣、やりよったな…
レジェンド戦隊がモチーフの怪人をひたすら出してきたのに、最後の最後で機界鬼を出さずに王様鬼を出して終了って、そんな締め方がありますかと(笑)
王様鬼になるのは、もうヒトツ鬼といえばこの人しかおらんやろっていう、謎の忍者魔法冒険おじさん。
もうこの人がドンブラザーズ最大の敵でいいよ。毎回負けてるけど。
たぶん演じてる本人も、制作陣も、ここまでこの人出すことになるとは思ってなかったでしょうね(笑)
それが、1年ものの特撮番組の面白いところなんですけど。
王様鬼そのものに関しては、他のレジェンド戦隊モチーフの鬼と違い、まだ始まってない作品のことはネタにしづらかったらしくて、キングオージャーと同じ5色に分身するくらいしかキングオージャーのオマージュはなかったですね。
まぁ、未見の作品のオマージュされても視聴者は困るんで、仕方ないですけど。
胸についてるヒゲ面のおじさんの顔が甲虫の背中っぽくなってたり、分かりやすく王様と虫をモチーフにされていたり、デザインはさすがの上手さ。
ベニツ鬼ベースではなくシソツ鬼ベースなのは、忍者おじさんの忍者装束の色に引っ張られすぎだろって思うわけですが(笑)
次回、ドーンとハッピーエンド?
次回、最終回!
雉野と夏美の結婚式で、雉野が刺されるオチかな(苦笑)