第17話「ベリアロク」
感想
帰ってきたバロッサ星人
今回は、キングジョー登場編で活躍したバロッサ星人が再登場。
たしかに弟がいるとは言っていたものの、まさか本当にその弟がやってくるなんて(苦笑)
そんなバロッサ星人(二代目)役は、先日「ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀」でウルトラマングレートを演じることが発表されたことでも話題の関智一さん。
もう円谷でも東映でも、関さんの声を聞かない日はないって感じですね。
バロッサ星人が宇宙海賊という設定だからなのか、同じく宇宙海賊つながりでと思われる「海賊戦隊ゴーカイジャー」のキメ台詞「派手に行くぜ!」を使うバロッサ星人。
はたして、関さん(ゴーカイジャーの武器音声・ナレーション他を担当)のアドリブなのか否か…(苦笑)
ガンダムファイト国際条約第1条 頭部を破壊されたものは失格となる
そして極めつけはやはり、ウインダムの真っ赤に燃える右手で頭部を破壊されそうになるバロッサ星人という構図。
これはもちろん、関智一さんの代表作である「機動武闘伝Gガンダム」の後半主人公機ゴッドガンダムの必殺技爆熱ゴッドフィンガーと、同作で行われる競技、ガンダムファイトのルールであるガンダムファイト国際条約の
第1条 頭部を破壊されたものは失格となる
の、まごうことなきパロディでしょう(笑)
関さんのキャスティングありきでこのGガンパロディの脚本が書かれたのか、それとも脚本ではウインダムがゴッドフィンガーもどきをするところまでで、食らった時のセリフだけ関さんのアドリブなのかは分かりませんが…(苦笑)
そんなウインダムヨウコインパクト発動直前のシーンでは、コンソールに映ったウインダムの形式番号が、ほとんどゴッドガンダムの形式番号そのまんまという確信犯的パロディが仕込まれていて、ガンダム好きはニヤニヤ。
もしかするとあの地球では、4年に一度各国の覇権をかけて、ロボット同士による熱いファイトが繰り広げられているのかも…?
これら他社のパロディばかりではなく、バロッサ星人が巨大化に使うのがジュランの種(「ウルトラQ」の巨大植物ジュラン)であったり、二代目つながりでメフィラス星人二代目の「卑怯もらっきょうもあるか」のセリフがあったり、とにかく自社ネタから他社ネタに至るまで、バロッサ星人(二代目)はパロディネタあふれる存在でしたね。
その他、見どころ
そんなバロッサ星人がいろんな意味で大暴れしている中で、話の本筋はといえば、ベリアロクを巡って様々なキャラクターのドラマがあったり、セレブロがカブラギの体を捨てて別の人間の体に移ったりと重要な見どころもあったわけですが、ほとんどバロッサ星人の活躍に食われていた感はあります(苦笑)
カブラギがここで退場はもったいないと思うので、最終的にカブラギがストレイジに協力してセレブロを倒すきっかけを作る…みたいなベタな展開が見られると良いのですけどね。
ただ、これまでカブラギのセレブロをさんざん見てきたので、今さら違う人にセレブロをやられてもイマイチしっくり来ない気はします。
セレブロ、今後どうなってしまうのでしょうか…
次回、2020年の再挑戦
今年が2020年ということで、次回はまさかのケムール人登場。
ちゃんと50数年越しのサブタイを回収していく姿勢、すさまじい・・・