第23話 いつも心にズッキュンを
感想
ムーンケルベロス!
前回のサブタイが「ラブ・ストーリーは突然に」のパロディだったのに対し、今回は「いつも心に太陽を」のパロディに。
「いつも心に太陽を」という作品は映画に歌にいろいろあるようですが、特撮ファンがパッと思い浮かぶのは、やはり「ウルトラマンネクサス」のEDテーマですよね。ちょうど本作と同じく長谷川圭一さんがメイン脚本ですし。
まぁ、今回の脚本は長谷川さんじゃないんですけど。
というわけで今回は、ズキュンパイア回の後編。
ちょっとした誤解はあったものの、ズキュンパイアはあくまで人々の幸せにしようと頑張っていたというオチでした。
本人(本ケミー?)のそういう思想はともかく、普通に活動するだけで人の生命エネルギーを吸っちゃう存在はどっちみち危険だと思うけどな(笑)
ズキュンパイアの力はクロトーには効かないものの、一体化しているケミーの方に作用するので結果的にマルガムを無力化できるって展開は見事でした。設定の活かし方が上手い。
ちょうどカード揃ったから ズキュンパイアを利用しようとするクロトーへの怒りで、九堂は新フォームのムーンケルベロスに変身。
ケルベロスの三つ首の犬ヘッドを、お団子ヘアーに見立てた頭部デザインがグッド。
お団子ヘアーといえば春麗やろってことなのか、格闘形態なのもよかったですね。どうせならスピニングバードキックもしてほしかったところですが(笑)
ムーン要素どこやねんって気もしますが、特徴的なパーツ以外の部分はサンユニコーンと形が共通で色が違うだけなので、青色が月のイメージってことなんでしょう。
たしかに、月といえば青ですよね(?)
今後登場するかもしれない、仮面ライダーマジェード マーキュリーポセイドン(仮)との色の差別化が大変そうだなと、勝手に心配してしまいました。
トライキャッチャー
今回はガッチャードも新フォームのトライキャッチャーが初登場。
蜘蛛がモチーフのライダーもだいぶ増えてきましたが、蜘蛛そのものになったのはこれが初めてでしょう。まぁ、ガッチャードのワイルド態ってそんなんばっかりですが。
ここしばらくの回は、いわゆる中間フォームばかりが新しく登場していたので、中間フォームではない新フォームが登場したのはだいぶ久しぶり。
思えば、1クール目の頃は1話の中で2つも3つもワイルド態の新フォームが出てましたもんね。
ここから39話くらいまでの間に中間フォームもバンバン出さなければならないのに、そんな中であえて中間フォームではない形態を出そうとする制作陣の頑張りには頭が下がります。
次回、ガッチャード新フォーム!
次回は新フォーム、アイアンガッチャードが登場!
漂う、プリミティブドラゴンとジャックリバイスの匂い…(苦笑)