第24話 学園を騒がす快盗さ
感想
坂本監督
今回のサブタイトルに入っている戦隊名は、そのまんまルパンレンジャー。
ルパパト1話のサブタイトルであり、ルパンレッドの決まり文句でもあった「世間を騒がす快盗さ」をもじったサブタイトルが秀逸。
というわけで今回と次回は、坂本監督が担当するルパパト回!
ルパパトなのに舞台はまさかの学校! 「仮面ライダーディケイド」の555編しかり、「ゴーカイジャー」のメガレン編しかり、戦隊とライダーのアニバーサリー作品では1本は必ず学校回をやらないといけない決まりでもあるんでしょうか?(笑)
まぁ、キャラの制服姿とか見られて面白いってのは分かりますけどね。
坂本監督が担当ということで、過去にメイン監督を担当された作品ゆかりのゲストが出演されたり、お馴染みの素面アクションがあったり、初出しのユニバース戦士へのエンゲージもあったりで、ルパパトや学校という要素を抜きにしても見どころの多い回でございました。
パトレン1号=寺坂頼我さん
ユニバースパトレン1号は厳格な生徒会長キャラに。
演じるは、「ウルトラマントリガー」マナカ・ケンゴの寺坂頼我さん。
同じく坂本監督回でユニバース戦士を演じた中村優一さんは「ウルトラマントリガー エピソードZ」でイーヴィルトリガーを演じていたので、光と闇のトリガーが両方ともユニバース戦士になりました。
相変わらず、坂本監督のコネクションは凄い(笑)
まぁ「エピソードZ」の方は坂本監督は直接は撮ってませんけど。
公式サイトでは偶然と書かれていましたが、どう見てもトリガーへの変身ポーズを意識したポーズでエンゲージするのは笑っちゃいました。
今回は半分洗脳されていたという形でほぼ敵みたいな役回りだったので、次回でのヒーローとしての活躍に期待ですね。
ルパンレッド=高岩成二さん
予告では正体不明だったユニバースルパンレッドは、元熱血校長だった清掃員のおじさんが変身。
ただの校長先生にしては、動きキレッキレだったけどなぁ(苦笑)
それもそのはずで、演じたのは特撮ファンには知らぬ者はいない、ミスター平成ライダーの高岩成二さん。近年で東映特撮に関わられる時は、顔出しの役者さんとしての出演がほとんどになりましたね。
坂本監督と高岩さんといえば、やはり「グッドモーニング、眠れる獅子」。
今後も、坂本監督が撮られる作品では顔出しの役者としての高岩さんの活躍が見られるかもしれませんね。
オリジナルのルパンレッドはどちらかと言えば高めの声でしたが、今回は声も高岩さんだったので声がシブいシブい。
低音ボイスでカッコよかったけど、違和感は凄かった(笑)
高岩さんはもちろんスーツアクターとしての活躍が多かったですが、「ビーファイターカブト」のビーファイターゲンジ役だったり、「仮面ライダー龍騎 ハイパーバトルビデオ」の仮面ライダーアギト役だったりでヒーローの声を演じられても来たので、今回のルパンレッドもお手の物って感じでしたな。
ゴーカイジャー、メガレンジャー、バイオマン
なぜかセンタイリングを3つも持っていた、ルパンレッドこと晩堂さん。
演じてるのが高岩さんなので、ユニバース戦士3人倒しててもおかしくはないか…(笑)
ゴーカイジャーリングは、相手をレンジャーキーに変えてしまう能力。
人間までレンジャーキーに変えられるの、無法すぎんだろ…
イーグルとユニコーンがキーにされていたので、おそらくその内プレバンで6人分セットのレンジャーキーが出る予感(笑)
メガレンジャーリングは、ユニコーンが使用してメガレッドにエンゲージ。高校生戦隊ということで、学校が舞台の今回にはピッタリのチョイス。
ドリルセイバーにメガスナイパーにサイバースライダーと、短い登場時間の中で可能な限りアイテムいろいろ使ってくれててよかったですね。
たぶん女メガレッドの出番は今回だけだと思うので、スーツは男性用をそのまま使ってそうな感じでした。
バイオマンリングは、イーグルが使用してレッドワンにエンゲージ。せっかく1個はメガレンジャーだったんだから、そこは同じ高校生戦隊のターボレンジャーにしてほしかった。
どうせ次回レッドターボ出すのに…(苦笑)
メガレッドもそうでしたが、当時の変身バンクがかなり忠実に再現されててよかったですね。
バイオマン名乗り時の、クルッと回るポーズも再現しててよかった。
ファイヤーソード(炎をまとったバイオソードで斬る技)は、当時は実際に剣に火をつけて撮影されていましたが、さすがに出番の短い今回はそこまでやってませんでしたね(苦笑)
チャン・バラバ
今回の金アーイー、チャン・バラバのモチーフは、おそらくシンケンジャー。
巨大戦でテガソードアカツキとチャンバラさせたかったのかな?と思いましたが、肝心のアイアイザーは刀使わなかったので、結局チョイスの理由はよく分かりません。
チャン・バラバの人間体は、水野直さん。「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」でも、怪人の人間体を演じられてましたね。
坂本監督作品では、「ウルトラマンジード」「ウルトラマントリガー」に出演される等すっかり常連。寺坂さんも合わせ、今回はちょっとした同窓会って感じでしたね。
榎本遥菜さん
冒頭でルパンレッドに助けられていた女子高生役は榎本遥菜さん。
坂本監督作品の常連って感じで、記憶に新しいところだと「キングオージャー」のキョウリュウジャーコラボ回で福井理香を演じられてました。
やっぱ、見たことある俳優さんが出てるとなんか安心感ありますよね。
村岡弘之さん
青春ノーワンに取り込まれていた教頭先生役は、JAEの村岡弘之さん。
村岡さん、ついこの間「ガヴ」でベイクマグナムに操られていたと思ったら、今度はこっちでも被害者の役。
というか、ここ2年で村岡さんの顔出し出演率が異常に高まってる!
「ガッチャード」と「ブンブンジャー」では犯罪者と反社の役、「ガヴ」と「ゴジュウジャー」ではどっちも被害者の役。
元々顔出し出演の多い役者さんではありましたが、ここ2年の頻度は異常。いったい何が…?
次回、スーパールパンレッドとスーパーパトレン1号
次回は、ルパパト回の後編。
- 並び立つスーパールパンレッドとスーパーパトレン1号
- クオンが持ってるリング全部召喚
- トッキュウオーの両腕と合体するテガソード様
と盛り沢山な内容。相変わらずボリュームがエグい坂本監督担当回。
スーパールパンレッドとスーパーパトレン1号は、ショー等はともかく映像作品で並び立つのはこれが初めてなはず。
そして、DXROBO UNIVERSEとの連動が可能だったことが放送半年経ってから思い出されるテガソード様。もっと早よやっとかんかい!(笑)
ゴジュウジャー側もこれまでに縁のあったユニバース戦士への変身とかするみたいで楽しみ。
サブタイトルに入っている戦隊名は、そのまんまパトレンジャー。