第4話 爪痕の謎を追え
感想
大家のオオヤさん
今回は、レキネスを鎧として纏うレキネスアーマーの初登場回。
ストーリーとしては、バディものの定番であるケンカ回でもありました。ケンカと言うほど険悪な雰囲気でもなかったですが、ヒビキ隊長(違)が相変わらずの器のデカさで上手いことまとめてくれましたね。
コウセイが管理人をしている倉庫の大家であるオオヤ サブロウ役は、ウルトラファンにはお馴染みの木之元亮さん。
「ダイナ」から30年近く経って、見た目はすっかりおじいちゃんって感じになられましたが、頼りがいのある大人感はあの頃から全然変わられてないのが凄い。というか、今回のキャラクター的にはほぼ引退したヒビキ隊長みたいになってる(笑)
本作ではたぶん準レギュラーみたいなポジションだと思うので、今後の登場にも期待ですね。
演者の木之元さんのことを抜きにしても、オオヤさんはいろいろと凄い。
辞めようとしたバイトを住み込みの管理人に昇格させるだけではなく、今後は休みが増えますって言ったら代わりに働いてくれると言うのだ。
雇った人が休んだら代わりに働いてくれる雇い主って何それ!?
もはやホワイト企業どころの話ではない。
さすがにフィクションだとしてもあり得ないレベルのホワイトさだが、もしかしたらこんな雇い主も実在するのかも…と思わせてくれる木之元さんのお人柄はさすが。
人生、一度でいいからこういう上司の下で働いてみたいものです(笑)
レキネスアーマー
レキネスアーマー初登場。
ニュージェネを見続けている視聴者の関心どころはインナースペース描写の有無でしたが、前作の「アーク」と同様に謎空間でウルトラマンのアクションに合わせて変身アイテムがひとりでに操作される方式でした。
オメガは擬態型のウルトラマンなので、変身中にソラトがアイテム操作したりする描写がない方が自然ですよね。
…なんて言うと、オーブやジードといった先輩方に怒られそうな気がします(苦笑)
鎧をまとうウルトラマンもすっかり定番になりましたが、オメガは片腕とスラッガー部と武器のみという、鎧が覆う部分が極めて少ない形に。
それははたして鎧なのだろうか…(笑)
レキネスアーマーとトライガロンアーマーとで装着範囲が被っていないので、かつての仮面ライダーアギトやストライクガンダムのように、今後登場するであろう第3のアーマーと合わせて、全部乗せの最強形態が来るかもしれませんね。
ウルトラマンパーフェクトオメガか…
テリジラス
今回の登場怪獣は、刃爪怪獣テリジラス。
ゴジラやゴモラ等と同じく、元となった恐竜の存在が設定されているタイプの怪獣。
テリジラスの元になったテリジノサウルス、筆者はてっきり創作だと思っていたのですが、実在する恐竜だったんですね!
実在の恐竜が元になった怪獣名といえば「ミラーマン」のアロザ(アロサウルス)なんかがいますが、こういったネーミングの怪獣はなんだか久しぶりかも。
着ぐるみはマガバッサー系列の改造と言われています。比べてみるとたしかに体の大部分がよく似ています。
鳥類は恐竜の子孫と言われていますし、テリジノサウルスも体に羽毛が生えていた恐竜だったそうですから、鳥系の怪獣の着ぐるみを改造するのは理にかなってますね。
改造の影響なのかは分かりませんが、首の動きがめちゃめちゃリアルな鳥の動きになってて、ちょっと感動しました。
次回、操演のヘビ怪獣登場
次回はパワーアップなんかのない通常回。
新怪獣、オオヘビヌシノミコトが登場。
中に人が入る着ぐるみではない、操演の怪獣が登場するのは結構久しぶりかも。